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今回のテーマを見て、内容に心当たりのある人はナカナカ中国通ですな。
まず、「谷歌」と書いて「なんと」読む!!落語じゃないけれど、これは、「グーグル」なんです。 まあ、半分当て字というか、音が同じ字で代用するのが中国語には多いので、外来語を中国語に訳すと、なんで!!!というケースが非常に多いのですが。 さて、さて、今日の本題ですけど、なぜ、中国当局はあんなにグーグルを敵視するのでしょうか? 今日は、その謎に迫ります。(確申期が終わって時間があるもので、長くなりますがお暇な方はお付き合いください。) 唐突ですが、みなさんに質問です。日本中の電車の駅がすべて外資に乗っ取られたらみなさんはどう思うでしょうか? 聡明なみなさまなら、すぐにお分かりのとおり、運賃が外資に牛耳られるので、大問題になること間違いなしです。 ところが、インターネットの場合、このような事態が起きて完全に乗っ取られても、日本人は気づいていないようです。 それを見て、中国人は、日本の二の舞いにならないよう、谷歌攻撃を始めたのです。 すこし、解説しますと、インターネットは、3つの階層(プロはレイヤーと呼んでます。)から成り立っています。 第1層 インフラ・・・NTTなどの回線業者です。 第2層 プラットホーム業者です。 第3層 コンテンツやアプリケーションを作成提供している業者です。 電車に例えると、第1層が物理的な線路、第2層が駅舎、第3層が客車となります。 儲けから言いますと、最初は第1層が設けていましたが、次第に第2層に移りました。 そして、最後は第3層に移るといわれていましたが、どうしたことか、一部は第3層に移りましたが、 多くの利益は第2層にとどまってしまい、第2層で巨大企業が出現してしまったのです。 そして、この多くが米国企業なのです。具体的には、グーグル、ヤフー、アマゾン、ツイッターetcです。 そこで、最初の質問です。 日本中の電車の駅がすべて外資に乗っ取られたらみなさんはどう思うでしょうか? 運賃の決定権は外資に移ります。 そうです、今や、インターネットの世界で日本には価格決定権がないのです。 なぜ、このような事態になってしまったか? それは、日本人がインターネットの生成過程をよく見てこなかったからではないでしょうか。 もともと、インターネットは米国軍が生んだ軍事技術だったのです。 それを民間開放していったものですから、利用に関しては米国人のほうが1歩も2歩も先を行っていました。 かたや、日本は、時のMORI総理が、イットってなにを指すんだと言って失笑を買っていたそうです。 これじゃ勝負になりません。 そこへ、小泉竹中両氏が登場し、米国のために光回線網を一生懸命曳きまくったのでした。 以上の作業が終了するや否や、米国海兵隊インターネット大隊のグーグル部隊が、ヤフー部隊が、そして続々と他の部隊が大挙して日本に駐留してきたのです。 こうして、インターネットの世界では、日本と言う国は消えてなくなったのです。 これを、見ていた中国は、昔、「清王朝」が滅んだ時の苦い経験を思い出し、敵 米国海兵隊インターネット大隊のグーグル部隊に宣戦布告したのです。 もし、このブログを読んでいる方の中に、政治家に繋がりのある方がいたら、是非、政治家に、国会で、 インターネットの世界で、日本は、どのくらいの利益を米国に吸い上げられていて、 さらに、 現実の世界のどのくらいの企業が利益を減らしているか、国会で取り上げるよう陳情してください。 きっと、桁違いの金額が出てくることでしょう。 そういえば、インドもそうですね。 インターネット黎明期に、このままでは、英国に続いて米国にも乗っ取られると、IT関連企業を育てたんですね!! 以上の話を、前提に、今、公開されている映画、Gフォース・・・とか言う映画を見ると非常に面白いです。 特にラストの10分には、米国人が見た中国人が非常にリアルに描かれていて面白いです。 あまり宣伝されていませんが、きっといろいろな所に問題を抱えた映画で、一見の価値はあります。 それにしても、我々、日本人はなんて脇の甘い人種になってしまったのでしょうか? きっと坂本龍馬もさぞなげいていることでしょう!!! 日本製のプラットホームを切望する 清水 善規 どえす!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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