|
カテゴリ:カテゴリ未分類
私の事務所から50メートルと離れていないところに「丸広デパート」がある。
その表玄関の場所に店を構えていた「マクドナルド」が9月30日をもつて撤退をした。 とうとう埼玉西部の大都市入間市にもマクドナルドの撤退が始まったか という感じだ。 ここは 駅前だし ほどほどに人も入っていたのだ。 まさか 此処の店が閉店となるとは思ってもいなかった。 日経ビジネス4月26日号に「勝つための撤退」マクドナルド400店閉鎖の勝算と題して特集を組んでいた。 成長の糧を求めて新天地に踏み出すのも経営なら、忍び寄るリスクを予見して、退くべき時に退くのもまた経営だ。少子高齢化や人口減少などで国内市場の縮小は始まっている。縮む市場に適応できない企業は、己の巨体を持て余すことになる。撤退を恥辱とする精神論を乗り越えて、強くあるための「撤退戦」へ。その巧拙が企業の命運を握る。 マクドナルドは2009年12月期の当期純利益は過去最高の128億円を計上していた。 今回 あえて120億円の特別損失を出して433店舗(全国の10%)を閉鎖するという。 なぜこの時期に?撤退なのだろうか。 原田社長がアップルから転身してきた2003年頃は2期連続赤字企業であった。 本来ならすぐにでも閉店撤退したいところだった。 しかしすぐには閉店リストラをせず6年間待ったという。 「基礎体力を取り戻すことが先決だ!」との判断していた。 そして、昨年の好業績を盾に『全店舗の1割433店舗を閉店』させると発表した。 絶好調の今、撤退を決断したマクドナルドの勝算はいかに。 忍び寄るリスクを予見して中小零細企業の経営トップの手腕(勝つための撤退)も試されていると思う。 入間市駅中にあるマクドナルドは撤退しないようです。 安西節雄 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.10.01 08:35:56
コメント(0) | コメントを書く |