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2018.01.18
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税理士会、所沢支部の岸野です。

新しい年を迎えると、特に何も変わっていないはずなのに一度リセットされたような、新鮮な気持ちになりますね。
とはいえ、今年いくつかの学術や実務研究を抱えていて、年明け早々思考の迷路をさまよっておりますが・・・

新年一発目に、租税研究の取っ掛かり作りで、大崎にある「日本税務研究センター図書室」に行ってきました。
ここには、日本中の租税に関する著作、研究、雑誌のバックナンバー等が備え置きされており、大崎の日税連の中でも、ひときわ静謐な空間です。
ただ静謐なだけでなく妙に寒かったのは、古書を守るためなのか、事務員さんが暑がりなのかはよく分かりません。。。

ともかく租税研究の先輩の言に従い、他の予定を押しのけて、一日ゆっくりとこの空間で過ごしてみることにしました。




今年の租税研究テーマは「税理士法」ですので、当然これに関連付けされる書籍も探します。


書籍貸出しはありますが貸出期限が決まっているので、これぞ!という書籍はその場でスマホで〇mazon発注しました。
ドエライ時代になったものだな・・・と思いますが、数十年前に発刊の「古書」の部類に入るものも検索で引っ掛かり、即注文できる。
神田や高田馬場の古書街を歩いていた学生時代から思うと隔世の感がありますが、チョー手軽に温故知新、ということでしょう。

一通り関連書籍を見て、2冊ばかり発注したら安心して、研究とはあまり関係ない租税関係の雑誌などを読み始めました。
「税務通信」「月間税務」などの昭和30年のバックナンバーなど、面白くて読み入りました。

こうした古い雑誌のバックナンバーを読んでいると、いつの時代も税務の主要論点はあまり変わらないのかな、と感じます。
交際費、会議費の取扱い、同族会社の行為計算の否認、配当課税の取扱い、貸倒損失計上の云々・・・
いまもそのまま、同じテーマで同じ雑誌が作れそうです。

また、面白い見出しや内容があったので以下に記します。

「貸倒損失はどしどし落とす(原文そのまま)」


雑誌の執筆者がとにかく落とせと、大論陣を張っていました。いまこんなの書いたら・・・汗
しかし、戦後インフレで先が見えない中、「取りあえず事業継続のために倒せるものは倒せ!」という気概が伝わる記事でした。

「吹くか徴税旋風!~東京局、滞納整理を強化~」


とにかく税金の滞納がすごかったようです。何しろまだ戦後ですから仕方ありません。
国税通則法や徴収法はとても法条文が「実践的」だと思っていましたが、一番活躍したのはこの時代だったのですね。
それにしても、徴税旋風ってすごい言葉・・・

また、新任税務署長の紹介文の中で興味深いものがありました。
「・・・氏の信条は善意と愛情をもって納税者の一人一人と腹を割って・・・管内中学校の租税教室の指導等に挺身活躍し、、、」


紹介文全体から、役所の存在意義が現代とは異なる、言えば「役人が本気でやった」時代の空気が伝わってきます。
昭和30年に既に(税務署による)中学生向けの租税教室が存在していたことも、驚きでした。
もちろん現代のように体系化されていない、役所内の個人活動に近いものかもしれませんが、少なくともその考え方は脈々と存しているのです。
「挺身」なんて言葉に、戦後間もない時代を感じます。


まだまだ、ここで書きたい面白い事実や記事がたくさんありました。
ブログで紹介しようと記事を「写メ」っていたら、係員の方に『そういうのはやめて(ちゃんとコピーして)ください』と叱られました。
それはそうですよね・・・心は20歳、SNS世代です 爆


ともかくこの一年、スキマ時間は全部租税研究に充てて、久々の論文作成にハマってみたいと思います。
皆様もお時間があるときに、騙されたと思ってぜひ日税連の図書室にお運びください。

大崎駅直結で徒歩3分程度です。
インフルが局地的に流行っているようですが、気を付けて頑張りましょう!^^

岸野康之 拝







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Last updated  2018.01.18 08:33:43
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