我が家に「晩ご飯当番制」が導入されて10年になります。
曜日ごとに晩ご飯当番が決まっていて、
子どもは週1回、大人は週2回で7日が回ります。
当初は下の子が小学2年生でしたから、
私の主導で「コレとコレを使って、〇〇と××を作ります」と献立を決めて
一緒にキッチンに立っていたのですが、
年々子どもたちも進歩してきて、
今では一か月分の食費を前払いするだけで、
当番の人が買い出しから調理、洗い物にお米研ぎまで
済ませるルールになっています。
どうしても都合が悪い時は誰かと当番の日を交代するとか、
過去には1000円で下請けに出すことも(子どもたちの間では)あったようです。
友人たちとの会話で、
我が家の晩ご飯当番の話をすると
「それ、いいね!」と言ってくれる人はたくさんいるのですが、
「我が家でも導入しました」という話は聞いたことがありません。
これだけ働く女性が増えているのに、
家事を家族で分担しないのはどうしてなのでしょう?
私の場合は「背に腹は代えられない」で、
近くに頼れる親類もなく、夫は帰りが遅く当てにできなかったので、
子どもたちを味方につけるより方法がありませんでした。
10年経って、子どもたちもそれぞれに予定がいっぱいで忙しそうです。
多分今は私が一番時間があるのではないかと思うのですが、
今年1月に独り暮らしを始めた次男を除いて「晩ご飯当番制」は継続しています。
来年4月には長男が就職のために家を出る予定です。
再来年には長女も就職予定で、晩ご飯当番制の存亡の岐路に立たされています。
時代の変化に合わせて変わることも必要ですよね。
さいとうれいこ