スピリチュアルダイエット　　坐禅

剣道、柔道、茶道、華道など日本には道のついている習い事がある。これは日本独自の文化だと思うが（違った？）単に竹刀を振り回すのではなく、心・技・体　と言われる心と礼儀の大切さが強調される。礼を始めたして作法が厳しく問われ、そこには相手に対する思いやりや礼儀が隠されている。家をプランするとき、たとえば部屋や設備や内装の問題は重視される。家事に対しての気配りはどうだろうとふと思う。たとえば洗濯一つにしても各家庭でさまざまな方法がある。私は生活の主たることは仕事だったので生産性のない家事と言うものに対しては極力時間をかけない方法をとってきた。それは簡単である。何かの言い訳を付けて自分が納得すれば済むことだからである。私の友人は孫のソックスなどは汚れがすごいから必ず手洗いをして洗う、とか主人のパンツ専用のミニ洗濯機を備えてられるところもある。主人のパンツは汚いからだそうです。私の言い訳はと言うと、洗剤で洗ってお日様のもとで干せば何を一緒に洗ってもきれいになる。です。ですからその日の洗濯物はすべて洗濯機に入れて洗濯しています。神経質な奥様は下着類、タオル、布巾、色物などなど何回にも分けて洗濯されるでしょう。家に洗濯機が難題もあるおうちもあります。
洗濯機が洗濯をして取り出してしわを伸ばすために折りたたむ、それから外に行って干す。乾いた洗濯物は改めて折りたたみ整理ダンスや棚などそれぞれの場所に収納する。これが選択の流れです。私は乾いた洗濯物を折りたたむときには必ず正座します。タオル一枚でも家によってたたみ方が違います。ホテルたたみと言うものを教えていただいてから我が家はホテルたたみですが、これがどの家にも通用するとは限りません。正座をしているときふと思ったのです。これもたたみ道だと、洗濯に限らず家事に道の作法を確立すればそれは美しく無駄のない動作になるでしょう。そうなれば家の大きなレイアウトや部屋割りの形も違ってくるはずです。家族が幸せに楽しく過ごす空間を構築するとき食べること、身の回りの整理、清潔にする場所など最優先すれば今より少しは世の中が明るくなる？？気がします。「人の心の平穏は心地よい住まいの環境から。」と声を大にして叫びたい。