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二日目に真っ暗の中、迷いながら坐禅堂に入ると方丈さんが一人で座られていました。
何も言われませんでした。 これからお世話になりたいと思いましたが、座禅が終わっても名前も聞かれませんでした。 電気もなくろうそくのほのかな光で、がたがた震えながらの坐禅でした。 足や体は被っていましたが、膝の上で組む手がかじかんで感覚がなかったように思います。 それから毎日通うようになりました。 なぜだろう。 毎日通わないと意味がないと勝手に思っていました。 そのお寺にはアメリカからの修行の学生さんが一人いらっしゃるだけでした。 何も聞かれず、教わらなかったのですが、優しさだけは伝わりました。 毎日夢中で通いました。 仕事をしていた私が自由になる時間は早朝しかありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.02.08 11:00:59
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