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カテゴリ:ドラマ系の感想
内容
2年前、主君により妻を失った松葉刑部。 謀反の疑いで、六郷藩から追われ脱藩する。 今は江戸で扇子一本で勝負し、 体に触れることが出来れば賞金を出すという 『叩かれ屋』をして暮らしていた。 ある日、浪人者に襲われた刑部。 軽く勝てた刑部だったが、役人が来る前にと 1人の男が、別の場所に導く。 そこには、徳松という男がいた。 闇の生業『助っ人屋』を仕切る男。 誰かのために護衛、刺客などをする商売だった。 金のため仕事を引き受けた刑部。 女を斬れと。 居場所に向かった刑部だったが、 襲われる女をつい、助けてしまうのだった。 翌朝、訪れた徳松に事情を聞くと 女は、吉松藩の跡継ぎの姫、菊姫だった。。。 公式HP http://www.tv-tokyo.co.jp/shikaku/ おりん、平四郎、 コレで第3弾となる、金曜時代劇。 この枠、通常の1時間モノは、いろいろあるのだが サスガに2hSPは、いつも素晴らしい出来です(^_^)b 主人公、松葉刑部の過去。 叩かれ屋となり苦しい生活。 が、ある日転機が訪れる。 助っ人屋。 刑部の描き込みだけでなく、苦悩も含めて かなり良い感じですね。 特に、刑部が主君に裏切られていた過去を持つことで、 主君と呼べるモノが、信じることが出来ない。 でも菊姫は、 非がないのに、敵方から命を狙われる身。 自分と重ね合わせ、どうしても助けたくなってしまった刑部(^_^; 金が出るかどうかさえ、分からないのにね。。。。 苦悩を超えたところに、刑部の優しさがある。 そんな刑部の優しさを表現しながら、 敵には、鋭く立ち回る刑部!! 刑部の性格の緩急の付け方が、 本当に素晴らしい。 凄味と、優しさが引き立てあっています(^_^)b 面白い点としては、 姫の供として、殿に会いに行ったとき。 配膳に、文句を言う刑部!! それにキレる国家老! 相手の刀を押さえ込むために刑部が使ったのは 『扇子』である たとえ、主君の前で刀を抜くのがダメとは言え ココで刑部が扇子を使うという部分。 叩かれ屋を思い出させるシーンで、かなり面白い。 まぁ、このドラマの面白いのは、 因縁を含めて、 敵になるモノに徳松と敵対する『助っ人屋』がいるところ。 こういうのは、分かり易くて良いですね。 刑部の命を狙うモノが、強くなければ 刑部の凄味が分かりませんからね(^_^)b 敵方の助っ人屋のキャストも良い感じだし。 細かいところまで、詰めていることが分かります。 闇猫のお吉(若村麻由美さん) お役者の信次(西村和彦さん) も、良い感じだしね。 彼らの金しか見ない冷酷な行いと、そのスタイリッシュさ。 この殺し屋、抜群です!! ちょっともったいない感じだったのは、 長屋の人との絡みが少なかったこと。 ま、良いか、オマケみたいなものだし。 ちなみにゲストながら結構良かったのは 菊姫(小林涼子さん) 序盤は、緊張気味でしたが、かなり良かったです。 お姫様姿がカワイい感じでした(^。^) 私の中じゃ、一番のオドロキは 菊姫の護衛、大貫自斎(福本清三さん)ですね。 登場したシーンは、すでに死んでいた。。 一種の『立ち往生』ですね。 この人、存在感抜群だな。死んでるのに。。(^_^; 全般的に、良い感じで楽しめた時代劇でした。
最終更新日
2007年07月20日 21時50分11秒
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