レベル999のマニアな講義

2008/01/04(金)00:25

正月時代劇 雪之丞変化 苦しみの仇討ち

ドラマ系の感想(26847)

内容 大坂から江戸へとやってきた中村菊之丞一座 その花形女形である中村雪之丞には、ある思いがあった。 父・清左衛門の遺言、父母の仇を討つという思いが。 そんな雪之丞は、花形であるがゆえ、 偶然にも仇である土部三斎らに招かれる事になる。 そこには、土部の娘・浪路がいた。 やがて浪路は、上様のお手つきであるにもかかわらず、 雪之丞へ想いを寄せて、1人飛び出していく。。。。 一方、雪乃丞は、 江戸で、義賊・闇太郎と出会う。 闇太郎は、雪之丞の仇の話を聞き、 その思いにうたれて行動をはじめる。 そしてあと2人の仇。 広海屋得右衛門と長崎屋三郎兵衛へと向けられていく。 まぁ 簡単に言っちゃうと『仇討ち話』なわけです。 それと注目は、滝沢秀明さんが二役。ってことですね。 中盤から終盤は、 やはり、それぞれの思いが動き出し、 盛り上がっていき、最後は苦しい結末へと。 と、、 切なくそして暗い感じながらも、 決意による悲劇を、1つの経験へとっていう感じ。 そこは、まぁ面白かったのだが。 ただ、、、序盤から中盤にかけてがなぁ。。。。 原作がどうとか、旧作がどうとか言うよりも 何か物足りない感じ。 たしかに、闇太郎(滝沢秀明さん)は、結構良い感じで 闇太郎を主人公にしても良かったんじゃ。。。とも思ってしまった。 でも そうなると、『雪之丞変化』じゃなくなりますけどね。 最大のマイナスは、 序盤の雪之丞の中にある『強い決意』のようなモノが 表現が弱い感じがする。 だって。。。。 父の『あの姿』をいきなり見せちゃったので、 その部分が強すぎた感じがしますよね(^_^; 雪之丞が消されちゃった感じ。 そのうえ、途中は、三郎兵衛が。。。。。 このアタリはキャリアの『差』と言ってしまえば、 それまでなのだろうが、 もう少し、表現方法もあった気がします。 面白くなかったワケじゃないんだけどね。。。

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