2008/01/07(月)17:28
スペシャルドラマ『天と地と』 男として
内容
越後守護代である景虎の兄・晴景は、
酒色に溺れ、越後国内の事に興味がなかった。
だが、ある日。
叱責する景虎に、晴景は『景虎が不義の子』と告げる。
戸惑う景虎。
それは育ての親・宇佐美定行の子であり、
想い人・乃美が姉である事を示唆していた。
そんなとき、晴景の手の者に襲われた景虎は、
宇佐美定行の助言もあり、
晴景に取って代わる事を決意する。
公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/tentochito/
長尾景虎(上杉謙信)の出生の秘密を絡めながら、
『男』としての景虎を表現した感じ。
色に溺れ、政務を行わない兄を憎み、
『藤紫』という兄の側室を出す事で
『女』=『憎しみの対象』という表現。
だが
乃美(なみ)に想いを寄せはじめる事で、
景虎は、『女』を意識しはじめる。
そしてそれを『女』に溺れていると思っていた晴信への
気持ちの変化へと繋げていく。
また、その『変化』を受け、
家臣たち、特に宇佐美が、国のために乃美を遠ざけはじめる。
と、
すべてにおいて『女』がかなり意識された演出。
その流れの中で、最終的に命がけの決戦となる。
細かい事を言い出せば、
あれこれと言いたい事もある。
なんといっても、先日まで『風林火山』が放送されていたんだから!!!
が、
景虎に女を意識させるという思いもかけない展開が、
意外と良い感じで。
逆に、『男の生き様』をハッキリさせた感じがする。
なんだか一風変わった印象のドラマだったが、
こういうアプローチも面白いものです。
そのうえ。
面白かったのは、CGを使っていない感じの『最後の戦い』
これが、『戦』ですよね(^_^)b
ガツガツぶつかり合って、刀を振り合っている戦いですから!!
この部分だけは、『風林火山』を上回っていると言って良いかもね。
まぁ、もう少し、描き込みが欲しかったのだが、
2時間30分ではコレが限界でしょう。
ちなみに、、、
最も気になって仕方がなかったのは、
毘沙門天の北大路欣也さんですね。
ホワイト犬と並ぶ、サプライズかもしれません