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カテゴリ:ドラマ系の感想
『許さねえ』
内容 北町奉行・遠山金四郎(柴田恭兵)の秘蔵っ子といわれる 吟味方与力・藤堂逸馬(福士誠治)は、 親友で、評定所勤めの武田信三郎(斉藤工)とともに寺子屋・一風堂にいた。 そこに逃げ込んでくる1人の男・伊三次(半海一晃)。 追いかけてきた南町定町廻り同心・黒岩辰兵衛(嶋田久作)によると、 大盗賊・葛籠の半蔵を殺したのだという。 逸馬は、『やっていない』という伊三次の言葉を信じ、 北町奉行所に独断で持ち帰ってしまうのだった。 当然のように、遠山の元には、 南町奉行・鳥居耀蔵(片岡鶴太郎)から抗議が届く。 そんな中、取り調べをはじめた逸馬だったが、 伊三次は供述を翻し、自分がやったと言い始めるのだった。 遠山は、それとなく逸馬に助け船を出し、 調べていくウチに、伊左次の娘(星井七瀬)の存在に気付いた真犯人が、 伊三次を脅していたことにたどり着く。 そしてその真犯人は。。。。。。。 (敬称略) 公式HP http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/otokomae/ ここ数年移動し続けてきたNHKの時代劇枠。 ついに、土曜日になっちゃいました。 そのうえ、30分枠に短縮!! なのに、クオリティは、ほぼ変わらず。 それどころか、 30分とは思えないほどの、ネタの詳細さ!! 時間の経過が早いです!! 見終わったあとの、第一印象は。 人物紹介をこれだけしておきながら、 良くもまぁ、これだけのドラマを描くことができたと 本当に感心するばかりです!!!! 素晴らしい! その言葉に尽きるかもしれません。 ざっと言っちゃうと 結局のトコロ、遠山VS鳥居の戦いに巻き込まれている、 いや、自然と入ってしまっている、 元町人の正義感強い同心・藤堂逸馬の物語なのだ。 そんな風に書いてしまうと、 普通の時代劇なワケだ。 が! 今回のサブタイトル『許さねえ』とあるように、 明らかに、ターゲットが、若者向けにつくられている!!! たとえば、 逸馬と信三郎の友情なんて、おもしろい部分だし。 あまり目立たない2人の奉行も、ナイスな演出。 それでいて、結果的に奉行の関係が分かるのだ。 また、展開の早さは、30分というのもあるが それ以上に、作り込まれたテンポの早さが存在する。 詳細なネタフリなんて、ドラマの展開に織り込んでいるのだから 違和感を感じさせません。 そして、、時代劇と言えば『殺陣』 今回は、特に刀を使いませんでしたが、 逸馬、信三郎ともに、良い感じの画面割で 魅せる演出も施されている。 秀逸なのは、音楽だ。 まさに『時代劇』という感じなのに、現代風。 そんななかに、 普通のドラマにある、ちょっとしたオモシロや人情話を入れているのだから その作り込みのスゴサが分かるだけでなく、 本当に楽しく、おもしろい、 『痛快時代劇』 に仕上がっている! 最終的にアッサリだけど、遠山裁きってのも、ナイス! NHKとしては、かなり挑戦的とも言える時代劇だが、 本当におもしろい! 時代劇好きだけでなく、 今まで『時代劇?』と敬遠していた人にも 十分に楽しめるドラマとなっている。 次回が楽しみです。 ちなみに、、、、最後にヒトコト 現時点で、今期最高傑作かもしれませんね リアルタイムに切り替えようかなぁ。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月13日 01時19分23秒
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