レベル999のマニアな講義

2008/06/14(土)17:50

映画感想『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 インディ・ファミリー物語

映画感想(139)

内容 ネバダの軍基地。そこに入っていく軍の車列。 そこからおりてきた男たちは、警備の者たちを射殺する そして、巨大な格納庫の前で止まる。 一台の車のトランクから、引きずり下ろされた男。 その男こそ、インディ・ジョーンズだった! 軍服を着た謎の集団は、言葉からソ連兵だと分かる。 その指揮官の女・イリーナ・スパルコ大佐が、 インディに命じるのだった。 格納庫の中にある大量の財宝の中から、 10年前にインディが調査に立ち会ったという棺が入った木箱を探せ。 と。。。。 内容2 かろうじて、スパルコたちから逃げたインディだったが その接触をFBIに目をつけられ、教壇を追われることに。 そして、別の町に行くために列車に乗ったインディ。 突然、窓の外から声をかけてくる青年がいた。 列車を降りたインディが話を聞くと、 その青年、マット・ウイリアムズによると、 インディの友人だったオックスリーが危険だという。 マットは、母に言われてインディに助けを求めてきたのだった!! 内容3 ナスカに飛んだインディとマット。 何者かに連れ去られ、すでにオックスリーの姿はなかった。 そんななかオックスリーが残した手がかりから、 インディは、クリスタル・スカル(水晶ドクロ)を発見する! が、次の瞬間、スパルコ大佐たちに捕まってしまうのだった。 内容4 オックスリーと再会を果たしたインディだったが、 噂どおり、精神の異常を来していた。 だが、彼の行動から、目指す・アケトーの場所が判明する。 そこはアマゾンの失われた黄金都市エル・ドラド クリスタル・スカルの謎を解くため、インディたちは旅立つ! シリーズ第4弾 言わずと知れた、大冒険活劇です。 序盤から、息もつかせぬ展開で 『大冒険活劇』という言葉そのままに、 インディの知恵が生かされた冒険を、楽しく見ることが出来ます。 途中、大きな展開がインディ自体にも訪れます。 相棒と言うことも含めて 『インディ・ファミリー』でしょうか。 ま、 その部分も含めて、 様々なキャラクターが、上手くかみ合わされ 本当に楽しく見ることが出来た印象だ。 最終的なオチも、、、、、ま、、、、アリでしょう(^_^)b まぁ、どう転んだところで、 インディ・ジョーンズシリーズ、そのままなワケです。 ただなぁ。。。。 もっとも気になったことを。 どう考えても、『明らかにひねりすぎている部分』というのがあるわけです。 私が上に書いている『内容』からは、 そう言う部分を、上手く削除していますが。 見ていると。。。。 『ナゼ、そんなに、段階を経ねばならないんだろう?』 と、、、素直に思っちゃうほどで。 楽しく見ることが出来ているのに、 何か、モヤモヤしたモノもあるわけなんです!! これがなぁ。。。。一番苦しい部分。 実は、その事と関連して、 今までのシリーズとは明らかに違うことが、今回の映画に存在します。 それは、、 『インディの目的』が、明確ではないこと。 そして、、、『敵の目的』も。 もちろん、表現されていないわけではないのですが。 こういった、冒険活劇には、 『目的』のためには、『それを求める強い意志』が必要なはずなのだ。 この『強い意志』というモノがあるから、 大冒険活劇と言われる映画などには、 言ってみれば『奇跡』が、発生し、感動や、オモシロ味を感じることができます。 『意志による力、奇跡』ですね。 しかし、今回のこの映画は、 『強い意志』を感じ取れないため、 楽しく見ることが出来る反面、 どうしても、『爽快さ』のようなモノが欠如している。 たとえば、、 第1弾、2弾では、『宝に対する執念』 第3弾では、『父の宝への執念に相乗り』と『敵の強い悪意』 このようなモノが強く感じられないのです。 見ていると。。。 冒険しているのではなく まるでインディが、テーマパークで アトラクションを楽しんでいる感じに、見えてしまっている(苦笑) 緊張感の無さ、、、とまでは言いませんがね。 でも、、何か、違和感があるんですよね。。。。。 物足りなさというか。。。。。説得力の無さ。。。行動の意味の無さ。 ただ、まぁ、単純に楽しめる部分は楽しめますので その意味では、エンターテインメントとして完成していると言えます。 それ以外に、ヒトコトがあるならば、 監督の強い意志なのだろうが、 時代背景の表現が、くどかったことか。 おかしな、こだわりでした。 さて、いろいろと書いていますが。 この映画を見に行く前に、オススメがあります。 1『レイダース』、3『最後の聖戦』 この2つだけは、見ておいた方が良いかもしれません。 かなり大きな意味を持っています。 特に『最後の聖戦』は、 セリフ回しに利用されている部分 『マット』に関わる意味など、 明らかに、『持ってきているモノ』が多いですので(^_^)b そして、最後に、。 わたし的には、 ファンタジーとか、SFとか 超常現象とか、オーパーツとか、 そう言うの好きなので、どうってコト無いのですが。 この映画って、なんで『クリスタル・スカル』にしたんだろう?? ロズウェル、核実験、水晶ドクロ、 グレイ(字幕にないですが、原語で発言) ロシアも含めて、飛行機事故がどうとか。。。 そんなことよりも、エル・ドラドの方が分かり易いと思うんだが。 この映画を観る上では、そう言うのって必須なのだろうか? 海外ではどうか知りませんが、 『エル・ドラド伝説』とか『黄金都市伝説』とかのほうが、 スッキリしているような。。。。。 こういう部分も、こだわりなのかなぁ。。。。 私の中では、かなり不思議なモノを感じてしまいました。 それにしても、、、これ。。。『次』あるのかな。。 守るモノが出来たのだから、可能だよね(^_^)b

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