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カテゴリ:ドラマ系の感想
その男、副署長~京都河原町署事件ファイルSeason2
『その男、副署長~スタートスペシャル なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、 店内の誰も刺してないのに血痕が付いていたのか?』 内容 京都河原町署の副署長・池永清美は、元敏腕刑事だったが、 副署長という肩書きのために、悶々とした日々を送っていた。 相も変わらず、ハンコ押しの毎日。 そんなある日。事件が発生する。 とみくら町のコンビニに刃物を持った男が、 女性店員を人質に立てこもったのだ。 署長・藤原あきら(萬田久子)が、現場に出て、突入部隊などを指揮する中。 池永は、署で周辺の学校などに指示を出し、 マスコミ対応をしながらTV観戦。。。。 無事、隙をついて突入し事件は解決する。 でも池永の仕事はココから。マスコミ対応、 そして、突入などにより迷惑をかけた周辺住民、コンビニ経営者に謝罪。。。 それが捜査に加わりたくても、加わることが出来ない立場の池永清美の あいもかわらずの『仕事』だった。 内容2 野沢刑事課長(石丸謙二郎)らの取り調べにより、 金目当てと言うことになるが。 犯人・福来俊輔(風間俊介)のコンビニ内での行動、 突如、留置場で暴れだすなど、どうも腑に落ちない池永。 そのうえ、コンビニは、俊輔の父・信高(竜雷太)が務める警備会社が警備。 野沢は、金目当てではなくストーカーだったと言うが、 どうも納得出来ない池永。動機は、何なのか?? そんななか、人質の立花ゆかり(山口佳奈子)を見舞いに行った池永は ゆかりと、店長の吉田(鈴木正幸)から、おかしな証言を聞く。 コンビニに刃物を持ってきたときには、 すでに、刃物に血が付いていたと。。。。。。 そして、涙を流していたというのだ。。。 そんなとき。記者の島英明(的場浩司)が、おかしな事を言い出す。 『福来親子が、大きな渦の渦中にいる』と。 そして、、とある駐車場から、、、死体が見つかる。 それは、大手自動車メーカー・ダイナスモータースの 専務・竹内友則(河西健司)。。。 先日、大規模なリコールを発表した会社だった。。。。 敬称略 公式HP http://www.tv-asahi.co.jp/fukushocho/ 2007年04月期放送の、第2弾ですね。 『帝王が、初の連ドラ主役』ってヤツです。 ドラマ自体は、この手のドラマの定番ですが、 息子が、父を庇う、、、っていうやつですね。 そこに、共通した『怨念』のようなモノがあるから、 かなりウマイ感じでミスリード。 面白いのは、 2人が事故をきっかけにして、大きく人生が狂ってしまった。 ということですね。 ま。。。、あとは、 池永『加害者は弱い人間なのです 弱い者が自分の弱さに負けて、凶行に走る。 弱い連中の心の悲鳴、それが犯罪なのです その声に耳を傾ければ、次の犯罪は防止できる 自分はそう信じています。 と、、どうしても、加害者の心に接したいという...部分と。 藤原『世間はねえ 被害者の被害感情重視の風が吹いているの 加害者への厳罰。 市民が我々警察に望んでいるのはそれです。 と、、 それぞれの考え方をハッキリと描いています。 それぞれ、前シリーズから引っ張っている考え方ですので。 これはこれで、良いだろう。 基本的に、 このドラマの加害者は、『止むにやまれぬ』と言うことが多いですから!! とはいえ 池永『殺人は許せないことです。どんな理由があっても と、、ハッキリ言っているのも、このドラマですね。 さて。。ドラマ自体は、このドラマのベタを進んでいますので。 池永親子の関係を上手く絡めながら、 そして、、真犯人と、その子。そして父を絡めて 上手くまとまっています。 両者とも、笑顔だったしね(^_^)b 今回、特に面白かったのは、 前半戦で、上田、平松が、反旗を翻したことだろう。 結局 平松『2番目の子の名前をつけてくれたのも 3番目の子の運動会で二人三脚してくれたのも ウチの奥さんがプロポーズ断ったとき ヒラは最高にイイヤツだって、コッソリ言ってくれたのも と、、、キッチリと(笑) 、、、 まぁ、このドラマとしては、ほぼ完璧だが。 前シリーズにはないあまり描かれなかったポイントとして 小ネタとして、意外と面白かったのは 副署長の、ハンコ押し以外のネタをあれこれ描いたこと。 野沢VS池永。。。トイレの戦い! そして、 島で、今まで以上に真相に近づけるネタを表現したこと。 そして 池永が、考えているときに『回想』を上手く入れ込んだこと。 実は、これらのこと。 前シリーズで僅かには表現されていたのだが、 どうも、インパクトが少なかったんです。 が、 これらがあってこそだと思いますので、 ちょっとしたことですが、 キャラ表現として、秀逸な小ネタの入れ方だったと思います。 特に、回想は、かなり良かった印象です。 2時間SPというのもあるのだろうが、 こういった細かい部分は、これからも入れて欲しいですね。 ちなみに、ドラマとして、 前シリーズより、詳細に描かれるだけでなく より一層納得しやすいように、モットーなども描かれた今回。 最も驚いたのは、 灯油をまいて、乱闘の時に 灯油で足をとられてしまうシーンですね。 意外と新鮮で。。。。面白かったです。 最後にヒトコト。 謝罪の場面は、面白くもあり、 ある意味納得のシーンだったのだが。 これも副署長の仕事でしたが。 出来れば、このシリーズでは、 『副署長にしかできないこと』を入れて欲しい気がします。 そんなことを少し思いました。 もう1つ気になったのは、 所長と副署長の関係の描き方が、少し弱いですよね。 これが、一番重要だったんじゃ?
最終更新日
2008年07月03日 22時04分47秒
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