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カテゴリ:ドラマ系の感想
『学級閉鎖しろ』
内容 ある小学校で、トラブルが発生していた。 高村樹季(米倉涼子)は、 三浦(佐々木蔵之介)、望月(平岡祐太)とともに学校を訪れ、 当事者である教師・野口恵美子(紺野まひる)と 保護者・川本好子(南野陽子)から事情を聞く。 日曜日に、ジャングルジムを登る競争をしていた少年二人。 川本正雄と小島純太。 が、、、正雄が、途中で転落し、ケガをしてしまう。 正雄が学校に来るまでは、学級閉鎖にして欲しいと。。 あまりの理不尽な要求に、 樹季は、つい『モンスターペアレント』だと言ってしまう。 その言葉に怒った好子は、謝罪を要求。 三浦にうながされ、渋々謝罪するのだった。 そんななか、 学校に、父・川本英二の名前で内容証明が送られてくる。 そこには、要求に応じなければ損害賠償請求の用意があると。。。。 ナントカ、和解をしたい三浦は、川本家を訪れるが門前払い。 そこへ、、川本英二(今井朋彦)が帰宅する。 英二との交渉の席で、意外な事実が判明するのだった!! 敬称略 今回は、簡単に言うと。 モンスターには、モンスターへと『進化』させる『きっかけ』がある。 ということかな。。。 とはいえ。。。理不尽は、見ていて、、、辛いモノです。 さてドラマ。 対立する、樹季VS三浦。 樹季は、、、つい、強く言ってしまう。 三浦『たとえ、守備範囲を超えていても 子供が絡んでいれば無視できないのが学校です 樹季『それじゃ仕事になんないでしょ 三浦『対応するのが学校の仕事です 学校が調停役の立場を放棄したら 最終的に子供が傷つく 樹季『あなたみたいに理想ばっかり語る人って 周りの人間を不幸にすんのよね 三浦『モンスターペアレントなんて言うな 樹季『マトモに話も通じないんだから、モンスターでしょ 三浦『教師と保護者は、分かり合うモノです どうしても、 三浦の対応に納得出来ないし、、、 言っていることが、まったく理解できなかった。 が、、、、 当事者の一人である川本英二の証言。 それは、、、樹季の心に、『何か』を引き起こす。 英二『私に問題があるのかもしれません 父親業を、仕事にかこつけて放棄してしまっていた。 家内は、ちょっと相談にいっただけなんです でもノグチ先生は 開口一番 (日曜日に起きた些細なことまで、教師は面倒見切れないんです。 生徒さんは他にもいますし 教師には他にもやるべき大切なことがだくさんあるんです。 学校の外で起きたことを、私に言われても困るんです。) その晩、私は初めて、家内の涙を見ました よっぽど悔しかったんでしょう ですから、 家内がいっていることが理不尽であろうと 私は家内の考えに従います。 私だけは、家内の味方になってやりたいんです それは、英二の償いでもあったが、 『親』としての『強い意志』を感じさせるには十分だった。 理不尽には、理不尽なりの『きっかけ』が存在した。 たとえ、結果が理不尽な要求になっていたとしても、 『原因』があったことを理解した樹季。 その『親たちの思い』は、、、『論理的』であった。。。 だから、、、、 樹季『私、あることに気がついたんです はじめから、川本さんもモンスターではなかったのではと。 川本さんに対して、しなければならないことが、あるのではないかと そして、、、、、、 野口『教師なのに保護者の話を聞こうとしませんでした 要求をエスカレートさせた原因は、私にあります 夢がかなって、やっと教師になれたのに 忙しさにかまけて自分を見失っていました 申し訳ありませんでした 厚かましいお願いに聞こえるかも知れませんが もう一度やり直すチャンスをいただけないでしょうか もちろん、完全解決したわけでなく、、、 理不尽な要求は続いている。。。。 が、、、 保護者と真摯に向き合うこと。 それもまた、『仕事』であることを感じた。。。。。 ま、、、そういうことだな。 ほんと、このドラマは、感想を書くのが難しい。 書こうと思えば、簡単なのだ。 『理不尽』は、不愉快であるし、 『対応しない』コトにも、不愉快感を感じる。 そう! 結末も含めて、どの部分にもスッキリ感は、存在しません! 結果的に『1つのカタチ、物語』を表現しているだけなので 『答え』がないのだから、スッキリなんてあるはずがないのだ。 だから、、、、文句ばっかり、書いちゃうだけで 十分『感想』は、成立する。 でも、、それじゃ、、、毎回同じコト。 で、、、、考えるわけです。 これは、、どういうことなのか???と。 たとえば、前回。 自分の生きてきた世界とは違う世界があること知り、 敗北するお話でした。 で、、今回。 その違う世界では、『自分の力押し』だけでは、 どうにもならないことを知るお話。。 ってことなのだ。 教育長『見えていないところを見る努力をしないと ほんとうのことはわからない そう考えていけば。 『明らかに無駄そうに見えている、本当の世界のやりとり』が 意外と面白く見えてくるのだ。 実は、この主人公。 見えていないところ、見えていない人を 様々な指示をしながら、生きているのである。 で、、、、仕事しているのだ。 が、、、 ココで、、、別の世界に入ったとき。 明らかに『力押し』をしようとし、失敗。 言ってみれば『比較』から、自分の行いの不備に気付くということを キッチリと描いているわけである。 そうすると、、、 納得の、あれこれなのだ。 とはいえ、、、 身近にある『世界』ですので、 親近感だけでなく、不愉快な気持ちも、ものすごいこのドラマ。 論理的に考えることが出来ても 非論理的である感情的には苦しいです。 前回とは違って、納得出来る部分も いろいろとあって、ドラマとしては、面白かったけどね。.. ま、、どっちにしても、 最後にはどうなるかは分かりませんが、 人間として、成長している部分も見せているのだろう これまでの感想 第1話
最終更新日
2008年07月08日 23時52分21秒
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