|
カテゴリ:ドラマ系の感想
『破門!?最初の試練』
内容 『満月堂』という和菓子屋で修行を始めた、安藤奈津(貫地谷しほり) 早朝からの仕事に体は慣れてきているのだが、 どうも、仕事の要領を得ない。。。厳しい修行は続く。。 夏の風物詩のひとつ、『ほおずき市』が迫ったそんなある日のこと。 ほおずきのお菓子を求めてきた女性客がいた。 でも、無いと言うことで、ガッカリして帰って行く。 女将・光子(風吹ジュン)にきくと、 50年ほど前、子供が欲しかった先代が、願掛けで封印したという。 作らないことが、『きまりごと』となっていた。 後日。浅草寺で、ほおずきの女性・鈴子(大森暁美)を見かけた奈津は 事情を聞く。 すると、、それは、、50年ほど前のこと。 ほおずき売りをしていた鈴子の父が、売れなくて落ち込んでいるとき。 『ほおずきの菓子』で、元気づけてくれた先代。 もう、余命幾ばくもない鈴子の父が、『食べたい』と、、、、 奈津自身が、父を亡くしていることもあり。 どうしても作ってあげたい奈津。 梅吉(國村隼)に話すことが出来ないまま、、、、ついに、自分で作ってしまう。。 その光景を偶然見かけた梅吉は、ほおずきをたたきつぶすのだった。 が、、、竹蔵(尾美としのり)から事情を聞いた梅吉は。。。。 敬称略 見ていて思ったのですが。 竹蔵が、ピンポイントで、効果的ですね。 ま、、それはさておき。 スゴイですね。。 シナリオの練り込まれ方が、尋常じゃありません。 始めに、 新作のこと、ほおずきのこと、ほおずき市のこと そして、、、客の笑顔。。 と言うことを、 ネタフリしておきながら、、、、 どうしても、、、と。 奈津が暴走をしてしまう。 が、、、、梅吉は、許さず!破門! そこに、前回も少しやっていた、梅吉の過去を絡める! そして、、 今回1度だけと。『ほおずき』登場 梅吉 『この前竹蔵の作った餡捨てたの見てただろ どうしてだか分かるか 確かにもったいない、 だが、のれんには変えられない のれんに恥じない仕事をする、職人の責任だ こいつが同じに見えるか 触ってみろ。 オレの30年、竹蔵の15年 タダ続けてきたわけじゃない 満月堂ののれんに傷をつけないように タダ、それだけを願ってやってきたんだ おまえさんは 代々の職人が250年以上かけて 大事に守ってきたのれんを勝手に使おうとした。 こいつを届けたら、お前さんの仕事は終わりだ』 職人たちのことを表現しながら、 そこにある、満月堂の『伝統』。。。。『のれん』である。 そして、、 奈津『失礼します、申し訳ありませんでした 気を引き締めて、一からやり直します。 どうか、お願いします。 梅吉『ほおずきは渡せたかい 奈津『とてもよろこんでくださいました 梅吉『そいつはオレが作ったんじゃない 満月堂というのれんが、作らせてくれてるんだ。 『のれん』のことだけでなく、『笑顔』も強調! 様々に行ってきた、ネタフリが終結している!! そのうえ、、、最後の最期に 『新作』として、『ほおずき』を投入!! これ、新作にしませんか? 満月堂の『ほおずき』 皆さんきっとよろこびますよ。 ココにも、『笑顔』が!! ドラマのメインの部分をしっかりと、 奈津の気持ち、梅吉の気持ち、そして伝統を描き。 様々な、ネタフリを、最終的に完全にまとめ上げている。 本当に、すばらしい!!! お見事、と言うしかありません! サラッと流し気味だが 梅吉『饅頭食べたいと来てくださる、お客さんの顔をたくさん見るため それを知っているか知らないかで、まったく違う 梅吉『手先は器用だが、どっか融通の利かないところが。。。 などというのが、本当に効果的です! 伝統と人情 そして、、、職人としての成長。 テーマを描ききっているお話でした。 すばらしい。 最後に、どうでも良いことですが 春風亭小朝さん、、、また出るのかな? 定番? これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月14日 21時20分58秒
[ドラマ系の感想] カテゴリの最新記事
|
|