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カテゴリ:ドラマ系の感想
『大奥からの刺客』
内容 突然、刑部(村上弘明)の元をお六(小沢真珠)が現れ、 徳松(柄本明)が、仕事のことで呼んでいるという。 話を聞くと。。。 近頃江戸市中では、『江戸源氏』と呼ばれるイケメン美男子ばかりを狙う 辻斬りが頻発しているという。 その名も『源氏斬り』として、恐れられていた。 そこで、醤油問屋・鍵屋の息子・清吉(染谷将太)の用心棒をして欲しいと。 どうやら、徳松が用意した用心棒も斬るほどの手練れのようだった。 刑部は、番屋を訪れ北町の同心・岩切伊十郎(山田純大)から、 事情を聞く。。。すると、、 かなりの手練れで、『狐面』をしているらしいことが分かってくる。 情報収集を終え、鍵屋を訪ねた刑部。 だが、清吉に用心棒はいらないと言われてしまうのだった。 とはいえ、、仕事。 寺小屋通いの清吉を護衛し始める刑部。 刑部らしい息抜きをさせるなどをして、徐々に親しくなっていく。 そんななか、、狐面(河野朝哉)が現れる。 何とか撃退した刑部。 が、お吉(若村麻由美)から得た情報を徳松に伝えると すべてを知っていた徳松から、とんでもない答えが返ってくるのだった。 狐面は、『闇法師』が育て上げた殺人マシーンであり、 大奥で権勢を振るう御年寄・霧島(かとうかず子)の元に、 若年寄・長居伊賀守(大出俊)が、力を得るために送った貢ぎ物。 狐面を相手にすることは。 大奥、幕府、そして、闇法師を敵にすると言うことを意味した。。。 敬称略 ↑かなり書いていますが。 これでも、5割くらいです。 それほど、内容が濃かった!!! お話自体は、 清吉を刑部の交流を良い感じで描きながら 『刑部先生』が人生を教える!! と言う感じでしょうか。 そのなかから、 同じく若き少年が殺人マシーンとなってしまっていることに 驚く刑部。。。。 と、 二人の少年の対比が、1つの物語である。 これがまた、 殺伐とした狐面・・のちに、雀と。 親に縛られすぎて、不憫な少年・清吉 この二人、両方ともに切ない感じ。 特に狐面に関しては、 親も知らず、何も知らない少年が、 初めて『信用できる母』を偶然得たとき、 自分の存在の不明確さから『恐怖』をおぼえるという展開。 母を信じたくても、信じ切れない少年。 そこで、敵となる可能性のある『源氏』を始末。。。。 やっていることは『悪』ではあるが、 複雑な切なさと、 後の、お吉の行動、刑部の行動から、 不憫に思えてしまうのが、絶妙だろう。 そんな2人の少年の物語を詳細に描きながら、 刑部は『悪』に立ち向かおうとする。 刑部の正義感を見るだけでなく 心の優しさを思う存分表現しきった物語でした。 結局。....最終的に 『闇猫一派』の復活話に繋がっていくのだから、 闇猫のお吉の素性を考えれば、 雀のことも、かなり良い感じのネタとして これから展開されていくのかもしれませんね。 殺陣で魅せる行為自体は、ほとんどありませんでしたが。 人物表現、人間の関わりを描きながら、 キャラを詳細に描いた、 かなり面白いお話だったと思います。 2時間よりも、1時間のほうが 物語にキレがありますね。テンポも良いし。 詰めこみすぎの印象はあるけど、 それぞれの人間関係のオモシロ味が、 このドラマの醍醐味ですので、ある程度仕方ありません。 それにしても、これ、、、、闇猫との対決になるのかな?? それとも、、やはり、闇法師が登場するか?? どちらが基本路線になるかが、少し気になります。 最後にヒトコト。 基本金曜日放送のこのドラマ。 関西地域では、別番組放送で、土8でした。 そんなの見ること出来るわけ無いし。。。。。。。 これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月29日 17時41分10秒
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