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テーマ:大河ドラマ『篤姫』(422)
カテゴリ:ドラマ系の感想
『母からの文』
内容 大政奉還で揺らいだ大奥は天璋院(宮崎あおい)の心意気により、1つになった。 そんななか、西郷(小澤征悦)大久保(原田泰造)は、倒幕を進めようとするが、 戦を回避したい帯刀(瑛太)は『辞官納地』を慶喜(平岳大)に勧めてはという。 病の帯刀を薩摩に残し、上洛した西郷、大久保は、 岩倉(片岡鶴太郎)と『辞官納地』とともに『王政復古』を画策。 即座に、勅命が下されるのであった。 だが、それの勅命を無視するかのように、動く慶喜。 天璋院の危惧もむなしく、『戦』は目前に迫っていた。 天璋院の身を心配する帯刀は、事情が事情だけに 国父・久光(山口祐一郎)に、救出の許しを得た上で、 生母・お幸(樋口可南子)に薩摩に帰るように手紙を書いてもらうのだった。 その文の使者として小の島(佐藤藍子)は、説得するが、 天璋院は、『徳川の人間として大奥を守る』と告げるのだった。 だが、 滝山(稲森いずみ)重野(中島朋子)唐橋(高橋由美子)らの意見は分かれる。 帰すべきという重野、帰るべきではないという滝山。 それらの言葉を聞いた天璋院は、 『帰らぬ。 そちたちこそが、私の家族であるからじゃ わたくしの家はココじゃ。この大奥じゃ 何があろうと、最後までそちたちと一緒じゃ もしそちたちが嫌でなければな コレで、本当に心が決まった もし、薩摩が武力を持って向かってきた時は、私もたたかう 徳川宗家の嫁らしく、最後まで戦うまでじゃ 天璋院の心は、完全に決まった。 そんなことが大奥で行われたいた中、 江戸市中では、西郷の策により。。。。。。。。。。 敬称略 先ず。。。今回は、大絶賛モードに近いです。 今回は、本格的に『倒幕の狼煙』があがったこと。 そして、、それに、まるで心中するかのように 天璋院の心も、完全に定まったお話。 まぁ、、、 細かいことを言えば、 今週起きた『歴史』のようなモノは、ほとんどない。 いや、、ラストだけかな。。。。 ついに、慶喜、、幕府の方が拳を振り上げてしまった くらいでしょうか。 裏では、あれこれとあるんだけどね。。 ほとんど、スルーです!! コレでオモシロいんだから、『篤姫』は、凄いことをしていると言うことですね。 さて。。 ドラマ。 天璋院を救おうとする帯刀。江戸残留を決める天璋院。 が、メインだった今回。 まさか、、、、、、、いや、このドラマなら『当然』かな。 ホームドラマですよ!!! 押し迫る『戦いの足音』を、西郷、大久保らの『セリフ』により 細かく盛り上げながら、 その緊張感の中で行われた、 帯刀による、お幸の説得 天璋院の気持ち、お幸の気持ちを知ってはいても、 やらずにおられないところが、帯刀の優しさと言うべきでしょう。 ここまで、そう言うキャラであり、 天璋院と幼なじみであったことを、ココまで描き込んできましたからね。 当然、お幸も『薩摩のおなご』という言葉を出すなど。 公人私人の使い分けを、、、キッチリ。 天璋院の『立場』が、どれだけ複雑化を表現しながら、 帰らぬ事はわかってはいても最後の望みとして 手紙を書くなど、、、母の想いが、、、伝わる良い感じの部分でした。 その流れの中で、 小の島の説得。。。。帯刀の名前を出すなど。 なかなかに悔い演出。 そして、、今回の大きなポイントであろう 滝山、重野、唐橋、、3人のやりとりだ。 そこまで盛り上がってきた緊張感を、 いとも簡単にぶっ壊す、3人の『オモシロやりとり』 本寿院、和宮、歌橋を絡めながら、 音楽も変更し、ユルユル展開だ!!! 緊張のあとの緩和。。。。完璧である。 ココで、一瞬ゆるやかにしておきながら、 最後の説得へと向かう滝山、重野、唐橋、退去の懇願である。 『コレから大奥は、私たちは守って参ります それ故、天璋院様には、なにとぞ薩摩へお帰りいただきとう存じます 『帰らぬ。 そちたちこそが、私の家族であるからじゃ わたくしの家はココじゃ。この大奥じゃ 何があろうと、最後までそちたちと一緒じゃ もしそちたちが嫌でなければな コレで、本当に心が決まった もし、薩摩が武力を持って向かってきた時は、私もたたかう 徳川宗家の嫁らしく、最後まで戦うまでじゃ 滝山が、今までの天璋院の行いをほめたたえるなど、 視聴者にも今までのことが、あれこれ思い浮かぶようなセリフ。 先ほどの緊張感が嘘のような、 滝山、重野による、涙の説得である。 今までのことがあるからこそ『家族』を出して、 天璋院も決断!!! もう、、、ホームドラマで、 ココまで、緊張と緩和を交互に入れられると、 この涙の説得、、、感動せずにはおれない展開だ。 で、オチで、唐橋の号泣へ。。。 恐るべし、『大河、篤姫』 そんな感じですね。。 ココまで、詳細に計算されて、展開されてしまうと 誰が主人公であるかハッキリするだけでなく、 コレまでのお話も『家族』というテーマで描き込んできたことまで、 納得出来る感じだ。 ほんと、すばらしい『ドラマ』だったと思います。 あれ??過去形だ。。。。ま、、いいや にしても、 考えてみれば、ほとんどの『歴史』は『セリフ』だもんねぇ。。。 それでいて、この状態のドラマを生み出しているのだから、 『大奥』『天璋院』という『視線』に絞り込めば、 当然と言えば、当然ですよね。 ま、、、細かい部分は、歴史の教科書でも読みましょう。 ってことで。 2度見しての追記 あまり、変わりないのだが。 2度見しても思う、3人組のやりとりの妙。 センスの良さ、、、かな。。。やっぱり。 歴史好きとしては、この最終盤でやる事かどうかは 微妙ですが、このドラマならアリなのだろう これまでの感想 第44回 第43回 第42回 第41回 第40回 第39回 第38回 第37回 第36回 第35回 第34回 第33回 第32回 第31回 第30回 第29回 第28回 第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回 第20回 第19回 第18回 第17回 第16回 第15回 第14回 第13回 第12回 第11回 第10回 第9回 第8回 第7回 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回
最終更新日
2008年11月09日 20時59分47秒
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