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カテゴリ:ドラマ系の感想
『フロックス』
内容 ルイ(黒木メイサ)に言われたとおり、 朝早くから、ガーデンにやってきた岳(神木隆之介) 少し探したモノの、、、ガブさん(中井貴一)はいた! 貞美と岳の交流は、再開される。。。 そんなとき、札幌の友人・水木(布施博)から電話が入る。 富良野の病院の緊急オペで、麻酔医として仕事をしてくれないか。と。 病をおして、久々のオペ。。。 疲れて帰宅しキャンピングカーで寝ていると、、、 そこに、ルイとさゆり(森上千絵)がやってくる。 ルイから相談を受けたさゆりは、 祖父・貞三(緒形拳)に、会うため仲立ちすると言うが、 分かっているという貞美。 そんななか、、エリカ(石田えり)らが作ってくれた、 貞美の歓迎会に出席する事になった貞美。。。。 向かった先は、、、お寺。。。 そこには 『故・白鳥貞美先生 生前葬』 敬称略 もう、、やられたなぁ。。。。 前回の次回予告、、、おかしいなぁ。.と思ってたんですよね。 まさか、、『生前葬』とは!! それは、友人たちの『優しさ』であるのだろうが、 貞美にとっては、、ある意味『死』、、いや、『覚悟』を突きつけられた。 と言って良いだろう。。 『死』が迫る中の、、、生きているウチに味わう『友情』 貞美『心置きなく、あの世に旅立てます 故郷というモノを忘れておりました 故郷がこんなにも、やさしく、温かく、 自分を忘れずに迎えてくれる場所だという事を 私は愚かにも忘れておりました 私は、今、情けなく あまりにも情けなくて、泣けて参ります 今日は、本当に、 良い時が過ごせました。 みんなに会えて、ホント、嬉しかった。 『今』、、、生きている『時』に、、再会できた事への感謝。 本当に、『心置きなく、、、、』でしょうね。 大爆笑の中にある、しんみりとした切なさ。 ギャップがあるからこそ、 そこに、真実の優しさ、、、 そして、自分のしてきた事を思いだしたのかも知れません。 その良い感じの面白さの中、 突然訪れる、、、シリアス。。。 本当に息子がいる事を知った貞三は、ルイを問い詰める。 『教えて下さい。お父さんの事について 最近、なにかありましたか おじいちゃんに、何か隠してますか 会ったんですね? (はい) おじいちゃんは、君らを父さんから離しました 離したのには理由があります 君らを育てる資格も力もないと思ったからです だから、君たちをきちんとした人間に育てようと思ってやって来ました。 それぞ、ずっとやってきたつもりです きちんとした人間に育ててきたつもりです だから、返事くらい、きちんと言葉でして欲しいんです 君が父親に会いたいだろう事は、おじいちゃんにもよく分かります 君の父親はおじいちゃんの息子です おじいちゃんだって息子に会いたいです お父さんに富良野に近づくなと言った事を 時々夜中に悔やみます。 時々、悲しい気持ちになります いつかきちんと許すべきだと そういう風に思う時があります おじいちゃんはいつまでも生きていません 君らの父さんより先に死にます このままで死んだら、 おじいちゃんはきっと幸せに死ねないでしょう おじいちゃんは、誠に心の狭い許すべからざる情けない人間です あいつがここにいて会いに来れない その原因はおじいちゃんにあります あいつは、どこにいますか? (一部略) 思いのほかに、長いセリフでしたが、 それ以上に、 『真実』を知る前に、『息子に会いたい』という気持ちが表現されたのは、 結構面白い部分でもあります。 だから、、あんな夜中にすぐに会いに行くという。。。。。 貞三にも『苦しみ』があったというのは、 倉本ワールドそのものとも言えるかも知れませんよね。 自分が行った事を正しいとしながらも、 そこに、後悔を入れ込むという。。。。 そして、衝撃の真実。。。 大爆笑の上、良い感じの感動。。。 本当に面白いお話でした。 緩急だよね。..サスガ倉本聰さんである。 ついに次回、詳細が分かる感じでしょうから。。 ホント、徐々に盛り上がってきた感じですよね。 これまでの感想 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話
最終更新日
2008年11月27日 23時02分17秒
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