レベル999のマニアな講義

2008/12/25(木)17:43

女子大生会計士の事件簿 第12話(最終回)萌実の理由

ドラマ系の感想(26728)

『サヨナラは監査のあとで(後編)』 内容 萌実(小出早織)が辞めることを 大津(大出勉)から聞かされた柿本(竹財輝之助) いまのままでは、大学が卒業できないということだった。 そんな萌実のことが気になりながらも、 柿本は、イベント部門の責任者・子規(浜田学)らのことを考えて、 独立を勧めるのだが、、即座に拒否されてしまう でも、その姿を見た萌実は、柿本をほめるのだった。 どうして良いか分からないまま、上場を含めたM&Aに問題は無しと、 監査結果を報告する柿本であったが、、、 そこに、、、萌実が現れ。。。。。。。。 敬称略 前回からの続き物ですが、 完全に、前回と同じで、『普通』のような感じですね。 いや、まぁ、それが悪いことだとは思いませんが、 なんか、、最後の和気あいあいの大学行きの部分を除けば、 ホント、拍子抜けと言いたいほどの『普通』でした。 いきなり、総括気味のことを書きますが。 この番組で描かれていた『BSiらしさ』が、消滅状態。。。。。。 たしかにね。 物語自体は、良い感じなのだ。 監査についても、M&Aに隠れるカラクリをキッチリ表現するだけでなく そこに存在する『陰謀』『欲望』も表現されている。 そのうえ、 柿本の成長を表現するかのように、 柿本のアイデアで、結果的に上場するという結末もあり 『会計士』のドラマとしては、 分かり易いだけでなく、オモシロ味もあった感じなのだ。 そこに、萌実の決めゼリフ!! 今回は、柿本まで混ぜてしまうと言う、ちょっとしたオモシロも含め、 それぞれの感情表現もキッチリしているし。 ドラマとして考えれば、かなり良くできていると思います。 ただ、先ほども書いたように、 『BSiらしさ』がなりを潜めてしまっているのが かなり気になるんですよね。。 このドラマ。 根本的に、この部分でずっと『迷い』があったと思います。 たとえば、『らしさ』を発揮しすぎれば、 『会計士ドラマ』が消滅し、『会計士』である必要性がなくなる状態になる。 が、『会計士』を意識しすぎれば、『らしさ』が消滅するという。 そんな状態で、最後の最後まで走ってきた印象だ。 大雑把に見れば、バランスのいい感じと思うのですが、 もう1歩進めた状態であれば、もっと面白いドラマになった可能性があるだけに なんだか、もったいない印象があります。 この部分のバランスは難しいですよね。 ファンなら、『らしさ』だけで、ある程度満足する。 でも、それでは『会計士』をやっている意味が無い。 なら、、、はじめから『刑事』で良いんじゃ?と 私などは、何度も思ってしまったわけです(苦笑) 決して、面白くなかったワケじゃありません。 でもここは、もう一つ『何か』、、、たとえば、、登場人物を増やす。。。 それだけで変わった可能性があるのでは? そんなことを感じていたのも事実ですので。。。。 おしい感じのドラマだったと思います。 これまでの感想 第11話  第10話 第9話 第8話 第7話 第6話  第5話 第4話 第3話 第2話 第1話

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