|
カテゴリ:ドラマ系の感想
『命がけのタイムセール』
内容 大己(瑛太)たちのもとに 野間口静代(赤座美代子)という女性が運ばれてくる。 所持品は牛肉の入ったスーパーのビニール袋 そして、近所の電器屋で買い物した目覚まし時計など。。 佐川教授(時任三郎)から、玲子(矢田亜希子)の助手として入るように 大己と羽井(佐藤智仁)は命じられる。。。 それは、、初めての解剖への参加。 準備に取りかかろうとした時、夫・功(石橋蓮司)が『中止しろ』と入ってくる。 1度は承諾したが、やはりやめるという。 『かわいそう』だと。 佐川達が説得しても聞かず、そのまま、家に連れて帰るのだった。 それらを見ていた佳奈子(石原さとみ)は、自分の母のこともあり 功の家を訪ね、説得を試みるが拒否される。 遺族の気持ちをくみ取り、 やめた方が良いと感じ始める羽井、哲平(遠藤雄弥)、亮介(生田斗真) それでも納得出来ない佳奈子を見て取った大己は もう一度訪ねてみることに。 功の話では、物忘れが酷かったと。 同じモノを何度も作るし、同じモノをたくさん買い込んでいたと。 目覚まし時計にしても、そうだという。 そんななか、タイムセール中に倒れていたことが確認される。 調べていくウチに、スーパーに行く前に立ち寄った電器屋で 腹を押さえていたことが分かってくる。 大己たちが、その事を伝えると。。。。。 敬称略 今回のお話。微妙に感じる部分もないわけじゃない これ、、解剖しなければ 完全に『探偵モノ』ですよね(苦笑) でも逆にそれが、1つのことを明らかにした。 そうなのだ。 今まで表現されてこなかったモノが表現されたと言って良い。 遺族の感情である!! どれだけ『遺族のため』とか言ったところで。 一面として『学問』『研究』があり、もう一面で、大己の『探求心』 それらがあるために、 彼らにより『お仕着せ』『押しつけ』に、見えてしまっていたのだ。 が、今回。ハッキリと拒否したことで ドラマがドラマとして、動き始めた印象だ。 そして、今回、そこにもう一つのネタが入れられた。 大己たちによる解剖である。 たしかに、解剖のことで葛藤したりするのは それはそれで良いのだ ネタとして、1歩進んだような印象があるからだ。 学問として学生として成長している感じがあるからね。 でもそこに、『感情』を混ぜたことが 今回。『探偵モノ』ではなく、『法医学教室のドラマ』になった印象だ。 解剖する方も、される遺族も“気持ち”が存在する 佳奈子『法医学ってなんなの 死因を解明することで残された家族を救う学問じゃないの そして、、解剖というモノに葛藤する羽井。 その一方で 鳳子『すぐに決められないとおもう 頭で分かっていても、冷静な判断は難しい と言う感じだ。 人それぞれ。。。ではない。 彼らの仕事は、気持ちを超え 冷静に、解剖しなければならない“仕事”ということだ そして、遺族もまた。。。。 そこにこそ“人間”というモノが表現されている。 ただ単純に、解剖されているだけではないと言う事を キッチリ表現したのは、ドラマにオモシロ味を加えた感じだ。 いや、 奥行き。..と言った方が良いかな。 ほんとうの意味で、遺族の気持ちが加わったからね! 確かに、物語としては、 最終的に、作られすぎているところが多々あるため ベタを超えて、ヤリスギの部分はある。 が、無駄が省かれ、そこに感情が加えられたことで やっと ドラマらしいドラマになったといって良いだろう。 わたし的には、 今までで、一番面白かった感じだ。 ま、、目覚ましは、、、ほんと、ヤリスギですけどね。。 犬のコースケだけで、十分なような。。。 残り時間がないなら、遺書くらいあっても良いと思うし。。 これまでの感想 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.24 17:58:06
[ドラマ系の感想] カテゴリの最新記事
|
|