レベル999のマニアな講義

『大切なことは？』

内容
七海（桜井幸子）は結婚相手を決め、
斉藤（保阪尚希）に、、、ＮＹに行けないことを告げていた。

『洋介に家族が見えたんです。新しい家族。そんな未来の姿が見えたの
　その時、一緒に生きて生きたいと思ったんです』

だが、洋介（二階堂智）のもとに告白に行くと、、、
洋介は、、再婚することになったと告げてくるのだった。
相手は、花屋の。。。。中谷結衣（小野真弓）


同じ頃
梨香子（清水美沙）は、離婚をして拓（中村柊芽）と生きていく覚悟を決めた。
そして、夫・正彦（津田寛治）との決着に向かい、交渉開始。
いずみ（ふせえり）に言われたとおりに、、
拓の絵を取りだし慰謝料、養育費を有利に進むことになった梨香子。。。
が、絵を見る正彦の様子を見て、麻紀子（有森也実）は、
正彦に別れを告げていた。。。。

そのころ。。
るり子（国生さゆり）は、美穂（大桑マイミ）と村尾（高杉亘）の２人を見て、
最後のレッスンを村尾にするのだった。

そんななか、七海は、省吾（中川晃教）に応援され。。。。。

敬称略




さて、今回は、すべての決着である。

結婚を決めた七海
離婚を決めた梨香子

どうなるのか？？？

である。



結局、簡単に言っちゃうと。
それぞれが、『いろいろな愛』を知り、
本当に『大切なモノ』はいったい何なのか？

を、理解。。。いや、納得した。。。でしょうか。

いや、
今まで気付かなかった『こと』に、気付いたという部分はありますので、
その意味では、すべての登場人物が、成長。。変化したと言えるでしょうね。


それぞれに『これから』が見えるのも面白い部分ですし、

最終的な『オチ』が、
もしかしたら、、、、、『続編』？と感じさせるような。。。
まぁ、ある種ベタな感じ。

これはこれで、１つの答えであるのは確かでしょうね。

最終回としては、多くの登場人物を上手く使って
キレイにまとまった感じですね




ドラマ全体を見て

序盤の説明じみた部分が、明らかに物語の腰を折っていたのだが、
中盤にさしかかる頃には、物語が描かれ初め
最終的には、普通の『アラフォー物語』になった感じだ。

自分を知り、結婚を知り、離婚を知り、愛を知る。
前向きに、、、と、悪くない結末だったと思います。

ただやはり問題点は、１つのドラマの中に
正反対のテーマを入れてしまったことでしょうね。
序盤なんて、、、離婚の物語、、ほとんど動きませんでしたし（苦笑）

たしかに、自分に気付いたり、愛に気付いたりというのは
ドラマじゃなくても人間普遍のテーマですので、
『婚姻関係』という人間独自の『社会秩序』を取りだして考えれば、
良くできていると言うことも出来るだろう

でも、やっぱり、主人公の乱立とテーマの散漫化
そして、説明物語が、壊していたのも確か。

このあたり、もう少し整理していれば、もっと面白かった可能性があっただけに
少し残念な感じですね。


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