レベル999のマニアな講義

2009/05/25(月)21:00

ハンチョウ~神南署安積班~ 第7話 事故か事件か。。。それとも。。

ドラマ系の感想(27246)

『鬼と呼ばれた家政婦…遺産を狙う老老介護』 内容 村雨(中村俊介)の様子がおかしいことが気になった安積(佐々木蔵之介) 相棒の桜井(山口翔悟)にワケを聞くと、妻が親の介護で実家へ。 そのため一人娘・花の面倒を見ていたのだった。 そんな強行班係安積班の部屋を、地域課の巡査とともに1人の女性がやってくる。 山村早苗(朝加真由美)は、先日あった、、富士見坂での事故を殺人だという。 脳梗塞の後遺症リハビリ帰りの早苗の母・小池菊乃(佐々木すみ江)の車いすを、 家政婦の熊谷はつ子(泉ピン子)が、ワザと突き飛ばしたというのだ。 地域課の調べでは、 靴ひもを結び直していたら、走り出したとはつ子が言っていたのだった。 だが、近所の人の話で、菊乃がはつ子から虐待を受けていたと聞いたという早苗。 家政婦を代えた方が良いと言っても、菊乃が聞かなかったと。 何か妙なモノを感じた安積は、捜査を開始するが、 そんななか、死因贈与契約書が見つかり、 菊乃が死んだ場合、遺産ははつ子のものになることが分かってくる。 しかし、安積は言う。 もしも、遺産が自分のものになるのを知っているなら、 周りの人から疑われる行動をしないのでは??と。 水野(黒谷友香)の調べで、 若い頃、結婚の約束までしていた人がいたが、会社を辞め8年前まで両親の介護。 結婚もウヤムヤ。。。 介護のために犠牲にした自分の人生を取り戻すために、 やったのではと、推測する水野。。 そんなとき、娘・涼子(渋谷飛鳥)から、 医療保険で受けられるリハビリの期間が決まっている事を聞かされる安積。 リハビリをしていた病院に向かい、担当の白井(尾上紫)から話を聞くと。 事故のあった日が、リハビリ最後の日だったこと分かってくる。 安積は、はつ子を連れ出し、須田(塚地武雅)水野とともに 坂道の上での状況再現を試みるが、車いすが勝手に動き出す場所は、坂にはない。 そして安積は、2つの可能性を示唆する。 はつ子が押したか、菊乃が自分で押したか。 だが、それを聞いたはつ子は。 『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!本当のことを分かって誰が喜ぶの?』 事故なのか?殺人未遂なのか?それとも、自殺なのか? 安積達は、金子刑事課長(田山涼成)の命令を聞かず、目撃者捜しを開始する。 敬称略 はつ子 『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!  本当のことを分かって誰が喜ぶの?』 事故なのか?殺人未遂なのか?それとも、自殺なのか? という“事案”である。 どっちにしても 泉ピン子さん、佐々木すみ江さん 2人のパワーが、前面に押し出されているわけですが、 もの凄い迫力の“家政婦は見た”を見たような感じですね(笑) 面白いのは ドラマをつくるために、“回想”をふんだんに盛り込みむことで 2人のパワーを存分に利用した“人情物語”の骨格を描き出したことだ。 そして、、それを、、いや、、 その回想で涙するはつ子を、、、“ハンチョウは見た!”である。 たしかに、 細かいことを言えば、目撃者が見つからなければ、ただの推理であるのだが、 ハンチョウを視聴者とかぶせることで、絶妙に物語を動かしている。 強引さは、少しあるけど、 流れ自体が、スムーズであるために、 かなり説得力がある物語に仕上がっていますよね。 そして 安積『事故ですませば、誰も傷つかない   あなたは、そう思ってるかもしれない   でも、あなたは殺人未遂で疑われ、    早苗さんは、あなたを憎んでいる。   これで、誰も傷ついてないと言えるんですか   菊乃さんだって、こんな事は望んでいなかったはずです 当然、そのあとの“事故”も物語としてキレイに“回想”である。 切ない、、、そして、悲しい決断。 菊乃『ありがとう』 すべてが、物語っています。 それしか選択肢が思いつかなかった。。。絶望状態。。人生の終焉の決断。 早苗『私が面倒みるから 菊乃『アタシのケンカ相手は、あんたじゃ務まらない    おなかすいてきちゃった。はっちゃん。お団子買ってきて。 かなりいい物語ですよね。。。。ベテランのパワーにかなり頼っているけどね! オチが、まさかの、、結婚詐欺師の顔という、、、安積(笑) 実は、一番良くできているなぁと思った部分があります。 今回の事案に対して、なぜ、安積が取り組まなければならないのか? 本来なら、あり得ないんですよね。。。 それを序盤で補強しておくという、ナイスフォロー 友紀子『どうして、必死になれるんですか? 安積『刑事の仕事は、真実を突き止めることだ   何が悪いとか間違ってるとか、言うつもりはない   ただ、ひたすら真実を掘り起こす。   俺達は、そのために汗をかいてる。 これ、、スゴイですよね。 今までの物語をも、補強しちゃってるよ!!! これまでの感想 第6話  第5話 第4話 第3話 第2話 第1話

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