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カテゴリ:ドラマ系の感想
『贋者』 『殺意の伝言ゲーム!!一致しすぎる供述!?』 内容 京刃物屋を張り込みをする池内刑事(益岡徹) すると、突然、うちの近所で気になった成増(寺島進)が現れる。 傷害事件で逃走中の容疑者を見張っているという。 来るわけがないという成増であったが、そこに容疑者の松木潤一(浜田学)が! 元ボクサーの潤一に苦戦しながらも、なんとか逮捕に成功。 借りていた金500万を返しに来たと言うことだった。 後日。 高原副部長(蟹江敬三)の指示で、あや(名取裕子)の元に送致されてきた潤一。 被害者の斉田和男(伊庭剛)に貸していた金10万のことで、 返せ、返さないでもめて、ケンカになったと言う事だった。 だが、あやは妙なことに気付く。 10数年も音信不通の両親から借りた500万を、10日ほどで返した潤一。 なのに、それよりも少ない10万のことで、もめたのだろうか??と。 そこで、京刃物職人の父・繁(黒部進)母・尚子(高林由紀子)の元を訪ね、 潤一のことをあやが聞くと。 仕事が上手くいかず金が必要になったと言う事で、500万借りていったという。 やはり、気になり始めるあや。 仕事が上手く言っていないわりに、身だしなみが良い感じで、 高級外車も2台所有。。。詐欺的な商売とはいえ、宝飾品のトップセールス。 親をだましたと言うが。。。。何かオカシイ。。。 “ヤッパリ借金500万が事件を解く鍵ね。これ主婦の勘!” あまりにも証言がちぐはぐな潤一。 尚子の話で、繁が500万振り込み、、その相手が潤一。。。 その事を尚子が問い詰めて、返済?その過程で、、被害者ともめたのか?? でも、父と息子の間に、何かがある。。。 父の言う“屋根裏の勲章”息子の言う“天井裏の勲章”とは、なんなのか?? そんななか、成増の父・清一(福本清三)から、 十一年前に松木親子がもめた経緯を成増は聞き、、、それをあやに。。。 敬称略 被害者、加害者の証言が、完全に一致した。 それでも腑に落ちないあや。 そんなとき、娘の電話で、ある事に気付く!! 被害者が、父をだまして、金を巻き上げていた。。。。 “振り込め詐欺” “家業を継ぐ”そのウソは、父が待ち望んでいたモノ。 その気持ちを壊さないで欲しいと言う母の想いに応えた潤一。。 だから、より一層、被害者が父をバカにするのが許せなかった。 ケンカ別れしたとはいえ父と息子の絆。。。 そして、縁の下で支える父の誇り。その姿は息子の誇りでもあった。 ま、そんなお話である。 今回、最終的には、単純な“詐欺事件”であるのだが、 そこに伝統などを重ねて、 想いがありながら、相容れない状態になってしまった親子のお話を 結構、感動的にそして、丁寧に描いた秀作ですね。 たしかに、事件が事件だけに、 本当に物語の中に分かり難い部分は存在する。 が、ここは単純に、父をバカにした男を殴った息子 そう言うことだけを考えれば、十分だろう。 鶴丸親子、成増親子、を謎解きに利用しながら、 それぞれにキッチリ役割分担させ、物語を動かすなんて、スゴイです! 特に、成増の父なんか、、、かなりいいポジションですよね。 初回の『更生』というのが、効いています! かなり綿密に練られ、凝った“愛の物語”だったと思います。 そこに、度々登場する寿司店だからね! ホント、お見事でした。 これまでの感想 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月28日 20時57分53秒
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