レベル999のマニアな講義

『餞～はなむけ』

内容
小松崎刑事部長（伊武雅刀）に呼ばれた倉石（内野聖陽）
定年の退官まで、あと１週間。妙な話を始める。
１０年前から届くようになった差出人不明の妙な年賀状
が、今年、届かなかった。。。気になるという。
倉石は、消印“青梅”から、昨年発生した事件は全て男と説明。

そんななか、、倉石は臨場要請。。。青梅へ。
アパートに住む大学生・山原直子（山内明日）が、包丁を腹部に刺し死んでいた。
着衣を避けている状況から自ら刺したと思われたが、
よく見れば、刃幅の違う刺し傷が２カ所。散乱するゴミ箱。
近くのクローゼットの取っ手には、血痕。。。。
倉石は、“殺し”と断定する。返り血を浴びたホシが、服を物色したと。

第一発見者は、母・早苗（小柳友貴美）。
どうやら、早苗が、若い男と再婚したため、半年ほど前から、ひとり暮らし。
直子の友人・川島彩花の話から、
その義理の父・勘一（尾崎右宗）とのトラブルで家を飛び出したらしい。
被害者の部屋の鍵がかかっていたことから、
勘一に疑いをかけ始める立原（高嶋政伸）たち。。。

そんなとき、アパートの近くの老人施設から、連絡が入る。
入居している認知症の安田明代（佐々木すみ江）という女性が、ナイフを発見。
捨てた男を見たと言うが、、似顔絵は、、、少年。。。。
施設の木元泰司（戸井田稔）と内川仁美（吉本菜穂子）の話では、
森によく行っていたという。。。
何か妙なモノを感じる倉石。

考えてみれば、クローゼットには血痕があるのに、なぜ、ドアノブにはない？
倉石が、そんなことを小坂（松下由樹）、一ノ瀬（渡辺大）に話をしているとき、
施設から一報が入る。
明代が、施設の近くの川で、溺死。。。。
事故なのか？事件なのか？

目撃情報からアパートの大家・中村俊郎（田口主将）と森に入ったことが分かる。が、森の中で、別れたという中村。
立原は、事件当日のことを聞くと。。。。
事件当日は、アパートのトラブルで呼び出され、直子の隣の部屋にいたという。
藤島透（有薗芳記）と妻・美智子の夫婦ゲンカの仲裁。
話を聞いた、立原は“何か妙なモノ”を感じ始める。。。。。。


敬称略



今までで、
お話としては、一番、荒い感じですね。


なんか、、そんな印象。

事件自体は、詳細を調べれば、すぐにでも分かったようなことであり、

正直、なぜ、いまさらツメが見つかったとかどうとか、こうとか、言うんだ？

と言う印象しかない。

その上、奇妙なのは、
最終的に立原が妙な印象を持ち始めるという部分。

これ、、、信じているものと、信じていないものを
なんとなくごまかして、お話を進めていますよね。。。。。

あの～～～～
こう言うのって、事件を解決する物語では
一番やっちゃいけないこと。
まして、このドラマは、、ある意味、リアリティを前面に出したお話なのだ。

たとえ、
事件自体が、どこかで聞いたこと、見たことがあるお話だったとしてもである。


どちらにしても
退官までに、、、という
死体から、思いをくみ取るとかどうとか言うのも
完全に、無視しちゃっている倉石ですので

物語自体が、今までとは全く違うのは当たり前だ。

だって、
今回のお話。。。
言ってみれば、退官の餞のために『やっつけ仕事』でやった印象なのだ（苦笑）

いったい、いつから、そういうドラマになったんだ？？？

そんな言葉ばかりが頭をグルグル回っています！！！



倉石『おれのとはちがうなぁ
　　　自慢の息子を持った母が自殺したケースは、過去に一度もありません
小松崎『来るんだった。。。。もっと、早く。。。


最後には、森の中だし。。。。事件、完全に無関係だよ、、これ。


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