レベル999のマニアな講義

2009/06/18(木)21:24

京都地検の女(5)第9話(最終回) あやへの挑戦状!

ドラマ系の感想(26716)

『あやへの挑戦状!』 『主婦の勘への挑戦!夜歩いた死体の謎!!』 内容 映画“すらむきゃっとみりおねあ”のパンフを見る、 あや(名取裕子)とりん(脇沢佳奈) インドに感化されたあやは、留学するようにと、勧める。。。 翌日、そのことを成増(寺島進)と話していると、ひとりの男が声をかけてくる。 浦沢豊秋(ベンガル)と名乗る男は、 “ゆうべ、人を殺しました”と言ってくるのだった。 知り合いの飯島武(加藤満)と飲んでいて、ちょっとしたことで口論。 突き飛ばしたところ、頭をうって死んでしまったのだという。 浦沢が言う“殺人現場”に向かった、あやと成増であったが、、死体がない。。。 だが、調べてみると、、飯島は家に帰っていない。。。。 そんな中、高原副部長(蟹江敬三)に呼び出され、浦沢と食事へ。 浦沢は、日本画の大家と呼ばれた故・浦沢友康の息子で、、面識があるという。 高原と2人で向かったあやであったが、あまりにも平常心のため 疑問を抱きはじめる。。。 “あなたは殺してなんかいない。これ主婦の勘” が、、、突然事件は動き出す。 現場の高架下から2キロも離れた美術館で、飯島の変死体が発見される。 “生き返って、歩いたんじゃないのか”という浦沢。 すると、今度は、週刊誌に“浦沢の告白”記事が掲載され、 そこには名指しで、あやが取り合ってくれないと言う事まで。。。。 明らかに警察や地検に対する挑戦状!? 浦沢の元に向かったあやは、妙なことを聞かされる。 “父は巨大な漬け物石。。。人生一度はスポットライトを浴びてみたかった”と その日の夜。突然家出をしたりん。。友子(藤岡鈴音)のところだった。 そこにやってきた、池内刑事(益岡徹)から、浦沢の情報を聞く。 浦沢が父の絵画などを管理する浦沢記念館が、経営危機で閉館予定だという。 そして代表作の襖絵まで、引き取り手を探しているようだった。 そんなとき、成増から、浦沢を逮捕したという連絡が入る。。。。。。 敬称略 完全に、エピローグ状態のお話で、 成増『先週の鶴丸あやは良かったよなあ   親子なら話し合えば分かるって、あの時の心は美しかった   これ、坊主の勘だよ と言っているように、 ついに訪れた、、、親離れ、子離れ、、、あやとりん。のお話。 だと思います。 りん『私、お人形さんになりたくないの。   あれこれこれやれで動かされたくないの   自分の意思だって、まだ固まってはないけど、チャンとあるし。   とにかく、言いなりはイヤ あや『おかあさんも素直に言う   ちょっと感動している   りん、、大人になった。   中途半端に家出するくらいなら自立しなさい   これも成長、おかあさん、嬉しい   強がりじゃないわよ。   りん。。。。頑張れ ということだ。 ただまぁ、シリーズを見ていれば、親子の進展というか、それ自体は ドラマとしての大きな変化、あやの変化であり、おもしろみはあるのだが。 普通に見ていれば、『前回』があるから、 どうしても面白くない。 そこで、 あやに『親』としての気持ちを、、、そして、りんに『子』としての気持ち それぞれ表現しながら、 それにリンクするように『事件』を発生させる。 『親の重み、、子の苦しみ』である。 そして、どうしても、、、と言う。親への思い。。。 にしても、 今回。。というか、久々に、超暴走するあやですよね。 人情だけでなく、聡明さのあるあや。 そこに、『勘』と『暴走』があるのが、このドラマ。 ここにきて、この状態になったと言う事は、 きっと、意味があるのでしょう。 そう! やはり、今シーズンは、『再構築』なのである。 その『仕上げのお話』ということだ。 総括気味なので、、、そういう感じで。ここからは。 前シーズンで、京都から別の場所へ赴任して行った鶴丸あや。 まさに、大団円であり、そこで終わりでちょうど良かったわけだ。 が、キャラの入れ替えもあり、 ここで、行わなければならないのは、 新しく始まったお話であり、物語を、キャラを周知してもらうこと。 だからこそ、 事件解決もしながら、 キャラ紹介を前面に押し出した物語作りがなされてきたのだ。 一部、、分かり難いキャラが、あるんだけどね(笑) 前シーズンなら、押しまくっていた部分ね。(あえて、何かは書かない) そのため、事件の方が、若干おろそかになっているお話もチラホラ。 その部分をどう捉えるかで、今シーズンの評価が分かれるところだ。 それでも結構、分かり易かったけどね。 成増というキャラを親子で投入したのが、絶妙ですよね。 これだけで、物語に幅が生まれます。 ただね、こう言うことにするならば “新・京都地検の女”にした方が、良かったんじゃ???? わたし的には、物足りなさも少しあるけど、 結構、キャラを魅せてくれていたので、その意味の満足感はあるけどね。 これまでの感想 第8話 第7話 第6話  第5話 第4話 第3話 第2話 第1話

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