レベル999のマニアな講義

2009/11/07(土)17:49

映画感想『ソウ6』 試されるとき

映画感想(139)

内容 ホフマン刑事は、現場にいた。 今回の犠牲者はひとり。生存者もひとり。 犠牲者は保険会社員のエディ、、生存者は同僚のシモーネ。。。。 そこは、“ジグソウのゲーム”の現場だった。 他の捜査員とともに、捜査をする中、エリクソンに呼ばれるホフマン。 なんと、そこには、、 以前、ストラム捜査官とともに捜査を行っていたペレーズ捜査官がいた!! ストラムが、ジグソウ逮捕のために執念を燃やした。。。死んだはずの捜査官。。 エリクソンの話では、ジグソウの魔の手から逃れるため死んだと発表したという。 納得のホフマンだったが、犠牲者のまぶたから“指紋”の検出が告げられる。 それも。。。。ストラムのモノであると断定されたと。。だが、違和感もあると。 “新しいジグソウ”によるモノの可能性が高いと告げられる。 話を聞くウチに、不安がよぎったホフマンであったが、 捜査協力をエリクソンたちに約束するのだった。 数日後、犠牲者の検視から新たな事実が浮かび上がっていた。 “ジグソウのマーク”の切り口の違和感。。。。 これまでのジグソウ事件とは違い、“セス事件”に類似するモノであるという。 ペレーズの言葉に、一瞬、動揺を見せるホフマン。。。 そんななか、ジルの診療所を訪れたホフマン。 ジルはジグソウことジョンから託された封筒を数枚、ホフマンに手渡すのだった。 それは、、“新しいゲーム参加者”のリスト。。。。 そのころ アンブレラ保険の責任者ウィリアムは、ジグソウを取り上げるTVを見ていた。 帰宅しようとしたその時、、事務所の外に怪しい人影が!! デスクなどに隠れながら発砲!!。。。。。。警備員だった! が。。。だれかが、うしろから。。。。。。。。 ウィリアムは、気がつくと手足を縛られつり下げられていた。 そんな彼の目の前の画面に映し出されたのは、、、、、 ジョン。。。いや、ジグソウだった!! 手足に4つの爆弾を取り付けたと告げられ、制限時間60分のゲームが提示。 “命の選択が、仕事”だろうと。。。 次々と目の前に引き出されたのは、ウィリアムの同僚たちだった!!! 選択をしなければ、自分が死ぬ!!! が、、選択をすれば、同僚の誰かも死ぬ!!! ついに、ゲームは開始される! ウィリアムの様子をモニターでうかがうホフマンは、 重要な証拠を得たとエリクソンたちに呼び出され。。。。。。。 一方、封筒を手渡したジルの目の前には。。。ジョンとアマンダの姿。 ジルは、ある決断をするのだった。 ↑だいたい、、、4割弱。。かな ま、この季節の風物詩、、“ソウ” シリーズもついに第6弾である。 今回は、 細々とした今までのネタフリの回収と、ジグソウが遺した“遺品” が、メインのお話だと言えるだろう。 そのため、 シリーズを見てきたファンならば、 “あ!そういう事か。。。”“そういう事もあったのか” などと、、細かい部分での納得感は存在します。 そのうえ、、遺品。。というか。。。“黒い箱”の中身。。。 ファンならば、大喜びのジグソウ手製の“あの器具”の再登場である!! なかなか、 ファン心理をくすぐる、この演出。。。 一応、、2回目の3部作終了と言われる第6弾ですが、 ちょっとした事も含め、、、ジグソウマークなんて、、、1つですよね。。 まさに、ジグソウパズルの一部がはめ込まれたお話になっています。 そして、今回際だったのは、ゲームの趣向が、 今までとは、まったく違うモノであるという部分だろう。 命の選択をする保険会社の社員。 ターゲットとなったウィリアム。。。とジョンとの関係。 その部分を利用しながら、 今まで以上に命の選択をさせているために、 見ていると、、 視聴している自分たちもまた、ゲームの参加者のような感覚になります。 そう、、映画を観ているのに、ウィリアムと同じ選択をしている感覚だ。 たしかに、今までのシリーズも“選択”は用意されていたが、 基本的に、他人の命を選択するというような印象のモノは少なかった。 すべては自分の命を救うための選択であったのだ。 が、、今回は、自分の命を救う選択をしながらも 他人の命を選択するゲームに仕上げています。 参加者ではあるが、、、プレイヤーという感じでしょうか。 たとえば、将棋で言えば、今までは参加者は“駒”であったのだが、 ウィリアムは、、“駒”ではあるが、“棋士”の役割も兼ねていると言う事。 まさに、、 命を左右するゲームなのである。 見ていると そのウィリアムと同じ感覚にとらわれていくために、 今までのようなサスペンス風映画と言うだけじゃなく、 一種のエンターテインメント。。。 テーマパークのアトラクションを楽しんでいる感じになっています。 シリーズ上の細かいピースの部分のネタさえ気にならなければ、 意外と、、シリーズ初見でも楽しむ事の出来る映画ですね。 もちろん、、、、“好み”ってのはありますけどね!!! それに、シリーズを知っていれば、 もっと楽しむ事が出来るのはいうまでもありません! とまぁ、 今年の風物詩は、そんな感じだったのだが。 サスガにね。。事件に重ねる部分のネタも尽きかけていますし、 小ネタが多くなりすぎて、理解しにくくなってきているのも事実なのである。 もしも“7”があるならば、 きっとまた、、あれこれと、細かい部分をつめてくるのだろうが ふと、気になったのは。 今回。。。。生存者が、かなり多い事でしょうね。 結果的に、5対5くらいでしょうか。。。死亡者と生存者の割合。 コレだけいると、 表現されていない人物も多数存在しましたので、 もしかしたら。。。。。を感じるところなのだが、 例えば、、今回明らかにされた、アマンダの行動なんて。。。意外と驚き! そういう風にイロイロできるでしょうが う~~~ん。。。どうなんだろうね。。。 個人的には、かなり楽しむ事が出来ていますが、 このままじゃ。。。。 事件の発端となった“病院”の関係者全員が。。。。。。 って、広げすぎか! ま。それはいいや。 さてさて、、次は、どこにつなげる??? もしも作られたとき。楽しみなのは確かなんですけどね。 そういえば、どうでも良い事なのだが。 わたし的に、ストーリーなどよりも、気になった事。 今回、いくつかの“器具”。。。かなり、作りが甘かったよね。 いやまぁ、ホフマンがやっていると考えれば、こんな事に。。かもしれませんが “ソウシリーズ”としては、どうなのかなぁ。。。と 逃げようと思えば逃げる事の出来そうなモノが、、、、チラホラ。。。。 そこにある“ジグソウの器具への美学”のようなものが、消えつつあるのが ちょっと不安だったりします。

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