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カテゴリ:映画感想
内容
宅配ドライバーの青柳雅春(堺雅人)は、その日、休みをとっていた。 学生時代の親友・森田森吾(吉岡秀隆)との再会。卒業以来数年ぶりだった。 釣りの準備をして出かけた青柳だったが森田の姿を見て驚く。スーツ姿!? 考えてみれば昔から、そういうヤツ。 気にしないことにしていると、 森田に連れて行かれたのは懐かしのファーストフード店だった。 ファーストフード店を評価するサークル仲間だったふたり。 買い物をして森田が用意していた車に乗り込み、 思い出話に花を咲かしていたのだが、いつの間にか青柳は意識を失ってしまう。 気がつくと30分ほど眠らされていたと知る。 森田は青柳に手渡した水に薬を入れておいたと悪気もなく言ってのける。 あいかわらず食えないヤツだ。 すると、続け様に奇妙なことを言い出すのだった。 “おまえ、オズワルドにされるぞ!!” さすがに森田が言ったこととはいえ、全く理解できない青柳。 話を聞こうとすると、逆に質問されてしまう。 誰かと出会ったり、ビラ配りをしなかったかと。。。。。。。 森田の質問に面食らってしまう青柳。 ちょうど2ヶ月ほど前、 マンガ喫茶にいると妙な女・小梅(相武紗季)が話しかけてきたのだ。 その後、小梅と親しくしていた青柳。でも、ビラ配りなんかした覚えはない。 すると、森田は言う。 “イメージしろ” と。そして、誰かに脅され青柳を呼び出したと告白をはじめる森田。 次の瞬間、車の後方で爆音が響き渡るのだった! ふと思い出す、オズワルドというキーワード。 まさか。。。。。 今日、金田貞義総理大臣が、仙台に凱旋しパレードが行われていたのだ!! 内容2 騒動が収まらないうちに、なぜか、車に駆け寄ってくる警官達。 森田は言う。。。“車にも爆弾がしかけられている。お前は逃げろ!” 状況が理解できない青柳であったが、明らかにオカシイ状況なのは確かだった。 青柳が車から出た次の瞬間、、、再び爆音が響き渡る。 森田の乗っていた車が爆発したのだった!! 集まってくる警官達。。。青柳は、逃げ出すしかない。。。。。 が、、 2年前、アイドルの凜香(貫地谷しほり)を強盗から救い有名人である青柳は、 どこに逃げても、すぐに顔を見られてしまう。 そんなとき、小梅から電話があり、小梅の部屋に向かうのだが、 部屋のテレビでは、総理暗殺時の映像が流されていた。 ラジコンのヘリコプターを使ったようだった。 我に返る、、、青柳。。。小梅の部屋は、ラジコンのヘリだらけ!? まさか。。。。。。。 慌てて部屋を飛び出すと、すぐに刑事達が姿を現す。 仕方なく サークルの後輩“カズ”こと小野一夫(劇団ひとり)の部屋に向かう青柳。 と、、テレビでは、青柳らしき犯人の映像がニュースで流れはじめていた。 カズは、近くのファミレスに彼女に会いに行くと言うのだが。。。。。。。 敬称略 総理暗殺犯に仕立てられてしまった男。 なんとか、必死になって逃げようとするのだが。。。。 という、 良くある既出の作品。。。に見えるのだが、 そこに、“オズワルド”というキーワードからも分かるように、 大きな悪意。。。意思により、 いきなり、命を左右され、人生を左右される男の物語となっている。 普通に“逃亡モノ”だったら、 色々なアクションなどを見せられたりするのだが、 それを描きながら、大きな陰謀に巻き込まれている状態を描いているから、 秀逸なサスペンスに仕上がっています。 大きな力の前では、誰でも起こりうること。 日常生活の中に、 そう言ったシチュエーションを丁寧に描き込んだことで、 どの部分をとっても、面白く、、 人間関係から生まれる次の展開も含めて、 かなり面白い作品になっています。 もちろん、細かく散りばめられた“ネタフリ”から、 次に向かうための展開が生まれてくるのだから、 一部、、強引すぎる部分はあるモノの、 そう言った演出の楽しさも、ほんとうに素晴らしいほものがあります。 見事に描き込まれたサスペンスドラマに、 色々な意味でヒーロー視される主人公など、 ギャップの妙で生まれるオモシロ味。 ここが、一番の見どころでしょうね。 俳優さん達も、素晴らしいし。 一番良かったのは、 細かく入れられる、様々なカットでしょうね。 “まさか、そうつながっていくのか!!” と、驚かされること数度。 特に、エンディングなんて、、、ちょっと、泣かせますよね。。。 まさに、エンターテインメント作品と言える映画。 本当に面白い映画だったと思います。 個人的に、スゴイと思ったのは、堺雅人さんと濱田岳さん。 う~~~ん。。。このふたり、素晴らしすぎます!! ちなみに、いくつかの場面。 特に、過去と現在を混ぜている部分などで、 ビミョーな違和感はあるのだが、 それを忘れちゃうほどの面白さですので、ま、、、これはこれでいいだろう。
最終更新日
2010年01月30日 18時01分22秒
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