レベル999のマニアな講義

『謎のマジシャン！消された死体』

内容
瞳（石原さとみ）に対し、執拗に金の取り立てを行っていた
闇金業者・矢田部洋二（古田新太）の死体が、廃ビル近くの土中から発見された。
福地刑事（佐野史郎）たちは、犯行の瞬間の写真を突きつけ、
重要参考人として瞳を連行する。
そのときの争いで、愛之助（山田涼介）は、左目映像を見る。
“ギロチン”“矢田部の妻・佳子が受取人の生命保険証書”

兄・夢人（横山裕）の挑戦的な言動から、愛之助は全て兄の策略だと確信する。
そんなとき、警察署内に安置されていた矢田部の遺体が消え去る事件が発生！

取り調べを受ける瞳であったが、記憶がない。
写真だけでなく、動機もあることから、疑いは瞳へと向けられていく。
状況を知った黒晶晶（クリスタル・ケイ）は、福地に取引を持ちかける。
自分がいる特別房に瞳を入れれば、いくつかの情報を与えると。。。。。

そのころ、瞳の無実を信じる愛之助は、左目映像について考えていた。
するとアパートのみるくさん（はるな愛）から、一枚のチケットを手渡される。
“ギロチンマジックのショー”
なにかを感じた愛之助は、加藤刑事（岡田義徳）に連絡を取り、
被害者の矢田部の家へと向かうのだった。

妻・佳子（池津祥子）と息子・小太郎の２人が在宅。
部屋の状態から、矢田部により暴力が振るわれていたよう。ＤＶ。動機はある。
だが、事件当日は、マジックショーに行っていたとアリバイを主張する佳子。

愛之助と加藤刑事はレディＸ（インリン・オブ・ジョイトイ）の劇場へ。
すると、佳子は客の１人としてマジックに参加していたため
アリバイは断定される。
しかし、、、何らかの“トリック”を感じる愛之助。

同じ頃、特別房で“何か”を感じた瞳は、犯行の自供をはじめ。。。。。

やがて、みるくさんと大家さん（渡辺いっけい）と愛之助の３人で
マジックショーを観に行くのだが、
そのとき、マジックに参加する事になった愛之助は、
謎の女（片平なぎさ）により、ハメられてしまい。。。。。。。。


敬称略



証拠も動機も完璧
瞳は、殺人犯！？

だが、同時に左目映像を見た愛之助は、
瞳の無実を信じ、行動をはじめるのだが。。。。


ってところだ。


若干、瞳の無実を証明しようという気持ちが、
途中で途切れちゃっているのは気になるところだが、

全体としては、
“次への伏線”という部分も含めて
トリック部分の“無茶”は別として、

１つの。。。想定外の人情モノドラマを中心に、
悪くはない、、、それなりに面白いサスペンスには仕上がっている。

ま、“この枠”なので、
細かすぎることは、追及すべきではないだろう。

そこそこ楽しめていれば、それで十分。

だからこそ、
トリック解明ばかりに気をとられている印象になっているのが
どうしても、気になってしまうところだ。

どうも、瞳を救おう！！
と言う気持ちよりも、兄の策略を止めてやる！
の方が強く見えていますよね。。。。

人情オチだっただけに、
もう１歩、、瞳への気持ちを見たかったところだ。


そういえば。。。今回の“殺人”は、
次のなにかに繋がるのかな？？？
説明が、ほとんどなされていなかったし。。。。。

福地にしゃべったかどうかも気になるところ。

結構、ドラマとしては楽しめているんだけどね！
もうちょっと詰めていれば、、違和感が目につかないでしょうに。



そういえば、１つだけ、今回の事件が良かったのは、
これから、、、無駄そうに見えていた“取り立て”が消滅する可能性があること。



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