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カテゴリ:ドラマ系の感想
『母の手のぬくもり』
内容 継美(芦田愛菜)と逃げる奈緒(松雪泰子)は、金に困り 仕方なく母・籐子(高畑淳子)から、金を借りるのだった。 住む部屋を探し、仕事探しをする奈緒。 そんななか、継美は、やさしい“うっかりさん”(田中裕子)と出会うのだった。 様子を見て笑顔となるとともに、不思議な感覚になる奈緒。 とりあえずビジネスホテルを宿にし始めた奈緒と継美。 そのふたりを、妹の芽衣(酒井若菜)と果歩(倉科カナ)が訪ねてくる。 母・籐子から聞いたらしい。。。 一方、病院で柚川珠美(市川実和子)から、 生き甲斐を見つけるよう告げられる“うっかりさん”こと望月葉菜。 そうすれば、余命が延びる可能性があるという。。。。生き甲斐。。。。。 奈緒は、、、ようやく清掃員の仕事を見つけたのだが、帰りが遅くなってしまう。 同じ頃、ホテルで待っていた継美であったが、熱を出してしまい、 葉菜に連絡を入れる。 ホテルに帰った奈緒は、事態を知り、葉菜の家へ向かい。。。。 “母”の重みをあらためて知るのだった。 そして、自分のコトを葉菜に語りだす奈緒。。。。 敬称略 生きるためには、心を殺そう。 母に捨てられた日。頭じゃなくて、この手が決めたんだと思います。 あの日は母は、私に楽しい思い出を残そうとしてたし 泣いている私を捨てるのは、気分的にイヤだったんだと思います。 あかね色の夕日が、鉄塔の向こうにありました 母が急に、フッとその場にしゃがんで 手に何かを握らされました。 タンポポの種でした。 私はようやく泣き止み、笑いました それから、母は次から次へタンポポの種を見つけてきて 私嬉しくて笑いました よく分かっていなかったんです。 笑ったら、その時が合図なんだって 笑ったら、母はいなくなるんだって。 母は私の笑顔を見てそして手を握りました。 新しいタンポポの種をもらうと 私は夢中になって種を飛ばし始めて、気がつくと、母はいなくなっていました どうして、泣き止んでしまったんだろう どうして、手を離してしまったんだろう あの時、笑ったりしなければ 母は、私を捨てなかったんじゃ。。。。 母の顔も背格好も忘れたけど、あの時の母の手の感触だけは どうしてか今も覚えていて 無償の愛って、 よく、言うじゃないですか。 親は子に無償の愛を捧げるって。 でも、わたし、逆だと思うんです 小さな子供が親に向けるそれが無償の愛だと思います。 子供は何があっても、たとえ殺されそうになっても 捨てられても親のことを愛してる。何があっても。。。。 だから親も、絶対に子供を離しちゃいけないハズなんです それを裏切った人には、会いたいとは思いません (一部略) 出会ってはいけないはずの人。 偶然が偶然を呼び、奈緒は、、、会ってしまった。 相手の、、、葉菜は、奈緒であることを知っているのだが。。。。 ま、そういうお話である。 思わず、、書いてしまいましたが ラストの部分も含めて、、、ドラマ。.っていう感じですよね。 でも、そういうところは、横に置いておくとして。 物語としては、 かなり強引ではあるが、、母との出会いである。 それなりに、感じるモノもあったし。 主人公の奈緒の心にあるモノも、分かったし。 悪くはなかったかな。。。 無理矢理に思い出を語らせていますけどね! ここで、全てを提示しておかなければ、 後々物語を展開していくのに無理が生じるかもしれませんしね! ようやく、全てのネタフリ終了。 そんな感じかな。 これから、色々なことが、それぞれに分かってしまったのだから、 物語が動的に展開していくのでしょう。 とはいえ 捨てられた子供が大人になって、子供を拾うって。。。 そんな印象を強く感じてしまいましたが。 ま、いいです。 個人的に、今回のポイントは、田中裕子さんだったかな。。と。 一気に前に出てきましたからね。 この、存在感! 高畑淳子さんの場合、、存在感はあっても バラエティーに登場しすぎているため、 若干、軽さを感じる部分もあるため、、、田中裕子さんの存在は、 この作品にとって、かなり意味がある感じですね。 ネタの重さ以上の重厚さを感じるところです。 実を言うと、そんなコト以上に、感じてしまったことが1つ。 現在、NHKで、、よく似たシチュエーションのドラマが放送されています。 で、、、今回のお話を見て感じたのは。 究極的には、演出の問題もあるのだが 一方は、“感じる”というところの重点が置かれ 他方は、“丁寧さ”というところに重点が置かれている。 こう言うところが、女性の本か?男性の本か? そういう見方も出来ると言う事ですね。 次回から、本格的に物語が動くのでしょう。 行動の違和感を感じるとともに、期待感が大きくなっているだけに “これから”、、、じっくりと見ていきたいと思います。 あ、、、最後にヒトコトだけ。 この作品、、、継美、、、必要なのかな?? 今回のお話を見ていて、これまで以上に、その気持ちになったのだが。。。 色々な事情があり、母や葉菜に会って、 物語が展開していても、問題なかったような。。。。 たとえば、葉菜が、里子を育てていて、 その子と奈緒が出会っても良いわけだし。。。。 松雪泰子さん、田中裕子さん、高畑淳子さん。。。 3人の物語だけで、十分成立するような気がします。 これまでの感想 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月16日 22時30分51秒
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