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カテゴリ:ドラマ系の感想
『もう会えない』
内容 海(小林星蘭)の父親になると言う想いを、 詩織(竹内結子)らに打ち明けた大雅(松本潤)だったが、 去っていく、、、海。。。 詩織は、“簡単に言わないで欲しかった”と、、、大雅に伝えるが、 それからというもの、海は詩織とも会話しなくなってしまう。 海が納得するまでは大雅と会わないと、大貴(沢村一樹)に告げる詩織。 一方、そのことを青木社長(松重豊)に相談する大雅だったが、 “お前、今、悩んでる余裕あるのか? プライベートな悩み事を稽古場に持ち込むじゃねえ チャンスなんだぞ。自分の力でつかみ取った初めてのチャンスなんだぞ 石にかじりついてでも、役。。。取ってこい!” と、、諭されるのだった。 そんななか、海の説得を試みる詩織 同じ頃、大雅は。。。。。。。。。 敬称略 総括気味で スッパリ、、スッキリ、、、ズバッと言ってしまえば。 ほぼ、完全なダブル主役だったことが、 物語の足を引っ張っていたのは言うまでもありません。 たしかに、 “恋バナ”部分だけを取りだしてみれば、 悪くはないんですよね。 だが、 設定上、、、売れない2世と言う事にしてしまったため、 その部分も、新たな展開を持ってこなければならない。 その設定があるため、結果的に、 恋バナだけでなく、主人公の片方の成長物語を描こうとした。 本来、きっかけ程度にして、 成長物語をサポートすることで恋を育めばいいモノを、 ほぼ、、、恋バナと成長物語を分離し、 2つの物語を1つの物語の中に表現しようとしてしまった。 そのため、見ていると どちらを描きたかったのかが、何を描きたいのかが、サッパリだし、 そのうえ小ネタで、ワケのわからないことを入れ、 時間も無駄に使ってしまい本編の時間が短くなると言う。。。。功罪。。。。 結局、両方を動かそうとして、 上手く動かすことが出来なかったという、あり得ないことになってしまった。 それなりに、進んではいるのだが、 ここで、別の問題が浮かび上がる。 それは、2人の主人公への、、、思い入れ。。。魅力、、、などである。 カッコイイ!おもしろい!! そんなの、何だって良いのである。 だが、その部分、、、主人公が魅力的ではなく、 応援したい気持ちにもなることが出来ないと言う。。。。 これは、俳優さんの魅力の問題ではなく 設定上の問題であるのは言うまでもありません。 正直なところ。 恋バナを進めたいなら、それだけで良いんですよね。 成長物語をしたいなら、それだけ。 話数が限られているのだから、やることのできることも限られている。 ここが、同じ脚本家さんが書いた“ブザー・ビート”とは違うところだ。 “ブザー”の場合、両方描いているが、 一方の仕事は、根底が出来ていたのだ。 だから両方描いているようで、一方だけを描いていた。 例えば、同じ脚本家さんの“10年先も君に恋して”などは、 仕事はそれなりに描いているが、恋バナがメインとなっている。 それに比べて今作の場合。ほぼ両方が“0”から。 ストレートに言っちゃえば、 “0”からはじまって、物語を2つ組むこと自体が無理難題なのだ。 それも、、、2人主人公。。。。。 そう。。。物語、、、実は3つあるのである。 魅力的なキャラでもなく、物語も散漫。。。面白くない要素が揃っている。 そう言ってしまっても、過言ではないだろう。 最終的に、 ほとんどの場合、ハッピーエンドになることは決まっているんだから、 そこに向けて進めば良いだけであり、 あのラストからすると、、、、仕事、、、必要なかったんじゃ? そんな感じである。 ほんと、最後の最後まで、アレコレと詰めこみましたよね。。。 絞り込んでいれば、こんな事にならなかったでしょうに。 途中が悪すぎて、 “終わりよければ”なんてことも、思えません。 終わりは、悪くないのに。。。。 これまでの感想 第9話 第8話 第7話 第6話 第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.20 22:11:15
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