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カテゴリ:ドラマ系の感想
『病院蝕む天下りに喝』
内容 芯子(篠原涼子)が、明珍課長補佐(生瀬勝久)から調査の指示を受けたのは “独立行政法人 国立高度メディカルセンター” 久留米(宇津井健)の話でも、、、病院が病魔に冒されている。。という。 角松(大泉洋)工藤(岡田将生)金田(桐谷健太)らと調査へ向かう芯子。 先ず、看板を見て、妙なことに気づく 桜井昭造院長(品川徹)の上に、、事務局長・国枝公一(神保悟志)の名前が!? 調べていくと、高級官僚に便宜を図ったり、一床5000万の病室 役員全員が、財政省、厚生保健省から天下りと、、、妙なことばかり。 どうしても詳細を調べるべきと考える芯子であったが、 と同時に、“会検”は上層部からプレッシャーを受けることになってしまう。 それでも、、納得いかないと桜井院長から直接話を聞く芯子たち。 すると、省庁からの天下りや、薬品会社などとの利権を守ることばかり 国枝が考えているという証言を桜井から得る。 だが、国からの補助金がなければ、病院経営も立ちゆかず、 どうにもならないと言う。 一方で、金田によると。5年前、センターの建て替えで国から500億の借金。 だが病院の経営から考え無理なほどの金額。。。30億も毎年、利息返済。 同時に、各省庁から天下りと引き替えに、補助金名目で30億という事実が! 何とか突破口を。。と、芯子は、大勢いるレジデントから証言を得ようとすると、 初めは、クビになるかもと証言を渋っていたが、 低賃金でレジデントを24時間を勤務させている実態が、浮かび上がってくる。 ただ不正の勤務表などは、国枝事務長が上手く操作しているらしく、証拠がない。 そんななか、工藤がレジデントから資料を得ようとして、 国枝から会検の茶々万史郎検査官(近藤芳正)へ猛抗議が!! 明珍から注意される工藤。 それでも。。。。。。。レジデントたちの境遇を思い、、、、 だがこのままでは、工藤は本当に、飛ばされるかも。 それを知った芯子は。。。。 敬称略 ダラダラと感想を。 うんまぁ、、、ドラマとしては悪くないんですよね。 芯子と関わりあるメンバー達。 角松、金田にも許せないことがあった。。。とか 工藤が、、自分も新人と言うコトで、いろいろ重ねたり。。。とか 微妙なところはあるが、チームとしてのカタチになってきている。 そのため、目的を1つにし、みんなで必死になっていることも、 これまでのお話に比べれば、人間関係がよく描けている。 妙な違和感ある人間関係と、その距離感がないからだ。 その一方で、上司などの存在も、 ベタではあるが、協力するモノ、抗議するモノなど、、、役割分担も正確。 そうなのだ。 今までで一番ドラマらしくなっています。 また、ドラマの内容自体も、 『金の無駄使い』と言う部分の、、視聴者、、、いや 国民から見ての、、、 言ってみれば『視聴者の被害者意識』を元にドラマを描くこれまでのお話よりも、 直接的にレジデントの被害と無駄遣いの関連性が明確であるため、 ドラマとして、ドラマ内でほぼ全てが完結しているため、 分かり易くなっているのも、今回の良いところだ。 そこにちょっとした人情。 流れも、悪くないし。良くできていたお話だったと思います。 ただまぁ、問題があるのは、芯子という存在。 ほかのメンバーそれぞれに『意識』が生まれた瞬間、 芯子という存在自体に、、、すでに、意味がないんですよね。 たとえば、、ラストの『説得』をのぞけば、 妹の店でレジデントを説得している部分しか、芯子は利用されていない。 で、、、、、詐欺師であることも、全く利用されていない。 現実問題として、 芯子の過去がどうかなんかよりも、彼女自身に存在意味をもっと描かなければ、 ラストの。。。。計算機だけでは、 、 良いところを、。。。。主人公が手柄を独り占めしている印象しかない。 極論を言えば、彼女がいなくてもドラマが回っている状態である。 この部分の立て直しだけは、間違いなく急務であろう。 でないと。。。。。結局、存在が“大人の事情”にしか見えなくなっていきます。 これまでの感想 第2話 第1話
最終更新日
2010年11月03日 23時09分52秒
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