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カテゴリ:ドラマ系の感想
『本気で遊べ!恋をしろ!!
内容 校長会が開かれ出席する成瀬(江口洋介) 誰も放課後、遊んだりしないこと等、 今と昔が大きく違っていることを発言する成瀬だったが。 他の校長から“今の時代、前例に則る”と注意されてしまう。 そんななか職員会議で、成瀬は提案。 総合学習の時間を使って、外で遊ぶことを教え、“外遊び大会”を開くという。 桐原伊織(西島秀俊)らの反発はあったモノの、 開催は月末の日曜日で、参加する教師は成瀬とかの子(北乃きい)だけ、 決裁権を持つ校長が、全責任を負うと言うコトで決定される。 ゲームは“Sけん”。。。優勝者にはご褒美ということだった。 6年生は、内申書に響くかもと不安がったが、桐原が否定したことでひと安心。 やがて放課後となり、ゲームの説明からはじめる成瀬。 はじめは10人にも満たなかった参加者だったが、 日を追うごとに参加者は徐々に増え始め。。。。。5日後には20人を超える。 しかし、桐原は、“そろそろ”だという。 “問題は、児童が浮ついている時に起きる”と、かの子に注意を促す。 “Sけん”を通じて仲よくなった谷本毅(谷山毅)と中嶋はるか(中嶋春陽) はるかの両親、幸造(野間口徹)と恵子(中村真知子)が離婚すると知った毅は、 スカイツリーとキレイな夕焼けが見えるマンションの屋上へと連れて行く。 はるかの悩みを聞いていた毅。。。突然、はるかが毅にキス!! 偶然、ふたりを見かけ、 後をつけた滝沢良平(滝澤諒)阿部高志(阿部考将)が、ケータイで激写し。。。 翌日。写真が学校中に出回り大騒ぎになるのだった。 校長室には、PTA会長・関口美奈(宮田早苗)と 毅の父・健一(おかやまはじめ)母・弘子(氏家恵) 祖父・健太郎(児玉頼信)祖母・雅子(上岡紘子)がやって来て はるかと“Sけん”が悪いと猛抗議!! 成瀬“無理矢理キスされたのか?” と毅に問いかけると、、、無理矢理されたという毅。 それを聞いた成瀬は、毅に伝えるのだった。 “校長としては失格かもしれないけど、 毅。。。やったあぁ~と思った” と。 一方で、桐原は、思いつきで企画した成瀬に問題があると言い始め。..。。。 敬称略 相変わらずの、前回と同じで、『なんとなく解決』ではあるのだが、 問題山積過ぎる学校を変えようとする気持ちは、十分に伝わってくるので、 その描き方と、変化後の子供らしい明るさ。 そして、江口洋介さんの雰囲気を味わうだけで、、、良いのかもしれません。 今回のお話自体は、ま。。。ベタ。。というよりか、 『こう言うことが、ドラマのネタになるのか!』 と言う驚きのネタではある。 校庭で遊ぶ子供が少ない! そんな、テーマである。 そこに、、親しくなったから。。ということで、 ちょっとした恋バナを交えてきて、大騒ぎ! 恋バナ自体は、ベタだし、 そこにたどり着くまでの過程が少し違うだけで、 基本的には、単純な問題提起と そこから発生するドラマは、面白く描けていたと思います。 今回、いくつか良かったのは。 まず。。。桐原が、『思いつき』であることを指摘したこと。 これ、一番重要ですよね。 『民間』かどうかにかかわらず、そして『校長』かどうかでもなく、 何らかの企画をするなら、そこから生まれる問題などを、 『それなりに』考えておく必要性はある。 『当たってくだけろ』、、、でも良いとは思うのですが、 初回で、 問題が多すぎるという説明を受けているにもかかわらず、 『思いつき』というのは、さすがに、成瀬自身に問題が多いと言わざるを得ない。 そこで、思いつきという指摘で、成瀬は切り替えた。 成瀬自身の変化、、校長としての成長が見て取れる部分ですね。 そして、もうひとつは、祖父から注意されるかの子である。 実際、この作品には、成瀬の協力者は少なく、 同調する人間も少ない。 結果的に、他人任せの発言や、押しつけの発言が多く、 たとえ問題のある学校という問題提起であっても、 その問題を盛り込みすぎているので、ドラマとしてモヤモヤ感が全く晴れない。 しかし、今回は、、、、注意だ。 協力しているかどうかではなく、 そこに、理解しやすい流れの中での注意を入れ込んだことで、 教師たちにも、心の揺れがあることが表現できたと思います。 そう。。『応援』じみたことになってしまっている桐原も同じですよね。 前回のように、 ただただ、大騒ぎしているだけで、何も解決していないお話だったら ホント、、、困っていたところだが。 今回は、色々な描き方がなされ、 成瀬という存在が引き起こしている、、、化学反応とでも言うべき いろいろな、感情表現が出てきたため、 ドラマとして、オモシロ味が出てきたと思います。 ま。。。ほんとはね。 生徒なら生徒、教師なら教師と。。 どこでも良いから、もう少し絞り込んで欲しいんだけどね。 多面的に描きすぎているのが、 オモシロ味ではあるとともに、 解決を見えにくくしていることに繋がっていますからね。 これまでの感想 第1話 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.01.23 23:11:30
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