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カテゴリ:ドラマ系の感想
『この手で殴りたい
内容 小学校時代の同級生・雨宮(六角精児)橋立(矢柴俊博)高橋(小須田康人) と久々の再会をする成瀬(江口洋介) 小学校を懐かしむ4人。 そんななか、成瀬は、教育委員会の相原(大林丈史)から呼び出しを受け、 公立小学校の統廃合の対象として新宮小学校が廃校となることが伝えられる。 そのための準備を進めてくれと言うことだった。 “新宮小学校は、オレが絶対に廃校にはさせない!” 脇谷副校長(塩見三省)には、誰にも伝えないで欲しいというが。。。 その脇谷は、相原から次期校長の話を打診されていた。。。 その新宮小学校で、ちょっとした事件が起きる。 5年生の体育の授業中、原翔子(荒川ちか)が過呼吸で倒れたのだ。 保健室に運ばれ、岡本幸恵(市川実和子)の治療で何とか無事だったが、 岡本によると、ストレスが原因だろうと知る成瀬、大橋(塚本高史) その後の職員会議で、岡本は、翔子が何か問題を抱えているのではと報告。 岡本“何かに怯えている印象を受けたんです” 話を聞いた桐原(西島秀俊)は、DVを受けている可能性があると推測。 DVだからこそ、学校でイジメをしていたケースもあると。 成瀬は、すぐに“家庭訪問”を、大橋とともに敢行!!! 玄関に出てきたのは翔子。 何とか家に入れてもらおうとした成瀬だったが、“不法侵入”と拒絶。 お見舞いもいらないと翔子が拒絶し騒いでいると、 兄・アキラ(竹内寿)が現れるのだった。 “翔子、失礼がないようにね”と、、紳士的な態度。 妙な印象を受けたモノの仕方なく帰ることにする成瀬と大橋。 一方、桐原は、先輩教師の須藤(菅原大吉)に接触。 新宮小学校が廃校対象になっている情報を得る 回避できる資料を桐原は準備し、成瀬に手渡し。。。。 そんなとき、翔子が病院に運ばれたという連絡が入り病院に向かった成瀬は、 治療した医師から、DVの可能性があると伝え聞くのだった。 敬称略 今作の開始当初からの問題児・翔子 その問題行動が、、、DVにあるという。。。 そんなネタと 小学校の統廃合問題 そこに、いじめ問題まで。。。 2つ以上のお話を同時進行するという、相変わらずのお話である。 とりあえず。 『どんな屁理屈を並べても、痛えもんは痛えんだよ おれはな。お前たち全員この手で殴りたい この手で殴って、この痛みをお前たちに教えてやりたい。 でもな。殴ってやらない なぜだか分かるか? オレの中のお前たちへの愛が、無いからだ。 人の心の痛みが分からない。想像しようともしない そして、ただ自分だけが安全なら、それでいい そう言うお前たちのホントの姿を見て、今オレの中のお前たちへの愛が キレイサッパリ無くなった 愛がないのに殴ったら、それはただの暴力だ だから俺はお前たちのことを殴らない この心の痛みを、この手の痛みを、オレは、お前たちに教えてはやらん 新宮小学校は潰す。 おまえたち、ばらばらで、別々の小学校に転校だ せめて新しい小学校で、いじめられないようにガンバレ。』 『本当の痛みとは、殴られたり蹴られたりすることじゃない 心ある人に軽蔑されることだ。 お前たち、今。その痛みをきちんと感じているか?』 なんとか、いじめ問題と統廃合問題を強引に繋げたカタチである。 悪くない『セリフ』であるのは認めますけどね!! まあねぇ。。。 これまでも、何度も書いてきたが、 結局、学校が変わったと言っているが、教師の一部に波及しているが 子供達は、、、同じで、変化が無いんだよね。 それを取り上げて、 変わった、、、成果がある。。。等など言われても、 どうもスッキリしない。 成瀬『校長になって、何をやっていたんだ』 実際、この言葉が、一番正しい。 そう この部分にこそ、今作の最大の問題点はあるのだ。 ドラマとして、作られているのは認めるし 一部を取り出せば、良いお話はある。 ただし、色々なお話を混ぜすぎて、解決したのかどうかがいつも曖昧。 間違いなく分かっているのは、 かの子、大橋、桐原の3人に変化はあるが、 他の、、教師、生徒、保護者に変化が見られないこと。なのである。 この変化がないことを視聴者は見て取っているのだ。 良いお話なのにスッキリしないのは、 事件などが解決していないのに、主人公ひとり満足しているという この違和感に他ならない。 おかげで、どれだけ良いお話でも、主人公のカラ元気しか印象がない状態。 ということ 学校問題は、複雑なんだ! というのは、リアリティという単語を使った、ただのイイワケでしか無く、 ドラマである以上、なんらかの『変化』『結末』が提示されなければ、 ドラマとしてのオモシロ味なんて、あり得ないのである。 こんな調子で、最終回を迎えた時。 結局、ラストの2~3話だけを再編集して、2時間ドラマで十分だったんじゃ? そんな風に言われなければ、、、良いんですけどね。。。
最終更新日
2011年03月07日 18時06分35秒
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