レベル999のマニアな講義

2011/03/20(日)23:01

冬のサクラ 第9話(最終回)

ドラマ系の感想(26713)

『今夜完結!!春は必ず来る…  互いに支えあい冷たい冬を乗りこえてきた2人-  その愛が…そして見守る皆の思いがあふれ…  想い出の桜に“希望”という名の美しい花を咲かせる 内容 容態が急変した萌奈美(今井美樹) だが、、、可能性があるならと祐(草なぎ剛)は、残り少ない時間を感じとり、 航一(高嶋政伸)にオペをしてもらった方が良いのではと考え始める。 “とにかく、生きてて欲しいんだよ” 弟・肇(佐藤健)に伝えると、、、冷静にと諭されてしまう。 それでも、祐は東京へと向かい、オペを航一に訴えるが、 “もう助からない”と告げられてしまう。 頼る術のない祐は、“生きてて欲しい”と。。もう一度、肇に訴えるのだが、 “もっと萌奈美さんのために”と、、、再び諭されてしまうのだった。 そんななか担当医から、春を迎えるのは難しいと聞く祐。 “生きるための希望”を持たせることが出来れば。。。と知る。 自分に出来ることは、、、いったい、何なのか?? やがて、東京から義母・章子(江波杏子)と娘・琴音(森迫永依)が 見舞いに訪れるのだが、、、琴音の言葉に対する反応を見た章子は、 言葉が理解できない状態に陥り、病状が進んでいることを感じ取る。 章子は、、息子・航一がしたことを、謝罪するしか無かった。 ただその後も、、、萌奈美の病状は進み、目が見えなくなることもしばしば。 それでも祐は、萌奈美に対し献身的に接していく。。。。 “いつかあの桜を見てみたい。祐さんと一緒に” かつて萌奈美に告げられた言葉を胸に、、、春の桜のため。 そのころ萌奈美を失ったショックで、何も手につかなかった航一に悲劇が! ヨリを戻したい理恵(白羽ゆり)に刺されてしまったのだった。 すぐに緊急オペに入るのだが、航一の血液型は日本に数十人の特殊なモノ。 担当の医師・木村(菊池均也)が、、、ふと思い出したのは、職員名簿。 相手は、、、、肇だった。 その後、、、肇からの輸血により、航一の手術は成功。 気がついた航一に、母・章子は『許すのも夫婦』と告げるのだった。 残る時間が少ないため、担当医に、萌奈美の在宅医療を提案する祐。 同じ頃、退院した航一は、萌奈美を見舞い、、、謝罪。。。 航一“琴音のことは心配しなくて良い、僕が君の分まで愛していくから。  萌奈美、初めて会ったときから、僕は君の笑顔が好きだった。” 萌奈美“航一さん、さようなら” そして退院した萌奈美は、祐の家へ。 琴音、肇、安奈(加藤ローサ)も駆けつけ。。。 敬称略 なんていうか、エピローグという印象が強いですね。 もちろん、向かう方向は決まっているので、 ただただ“それ”を待つだけ、、いや、見守るだけ、、なのですが。。。 そんな状態であっても、 あと一歩進まない距離にある“ひとつの愛のカタチ”は 最後の最後まで描ききったという感じですね。 “最期”を迎えるまでの“時”を描いたという。。。 こういう部分ですよね。 今作の“好み”が大きく分かれる部分は。 良い雰囲気を保ちながら、進めない愛を描いたと言うべきか。 イライラさせながら、進まない愛を描いたと言うべきか。 個人的には、前者を押したいところですが。。。。。。 さてまあ。。そんなこんなで“最期” 今まで以上に、頻出する佐藤健さんが、気になるモノの、 綺麗に描いた印象はあります。 枝葉の部分も、ある程度決着をつけていますしね。 最終的に、祐にも、ホントの意味での変化が訪れたようですしね。 これも、、、“春”なのでしょう。 ヤリスギ感はあるが、メッセージも、、、良かったと思います。 ここからは総括気味で。 ただ先ほども書いたように、“愛”というには 通常とは違う描き方をしているために、どうしても好みの差があった今作。 いっそ、シッカリと“愛”を描いてくれていれば。。。 もっと素直に感動できたかもしれない。 それは確かな事実だろう。 序盤で曖昧なまま開始され、 いずれ描くのでは、、と思いながら、中盤でなんとなく描いただけ。 そういう“キャラ”だというのを理解した上でも、 スッキリしない印象はあった。 思い切って、そこをなんとなくクリアすれば、 最近にはない良い雰囲気の作品であったのも事実。 どっちにしても、“好み”なんですけどね(苦笑) そう言った良い雰囲気であるにもかかわらず 今作が、1つ犯したミスがあるとすれば、 同じようなシチュエーションを幾度となく描いたことだろう。 最終回の中だけでも、おなじようなことを。。。。。  2クール以上の作品ならば、 その状況の変化などから、同じコトがあっても間違ってはいないのだが たった1クール。。。さすがにね。。 あれ?先週も見たような?。。。ってのは、問題。 それこそ、序盤の山形での出来事を、もっと丁寧に描いてくれていれば。。。 というところかな。 ま、、何はともあれ、こういった作品も、たまには良いモノです。 これまでの感想 第8話 第7話 第6話  第5話 第4話 第3話 第2話 第1話 

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