レベル999のマニアな講義

2011/07/28(木)22:31

陽はまた昇る 第2話 くたばれ鬼教官!

ドラマ系の感想(26832)

『くたばれ鬼教官!』 内容 入校式を終え、“巡査”として採用された宮田(三浦春馬)たち “半年後には現場”と伝え、緊張感を持つよう伝える遠野(佐藤浩市) そんななか、職務質問の訓練を遠野は開始する。 国籍不明、人相も悪く暴力団風の不審者を遠野が演じ 宮田たちに職務質問の練習をさせるのだった。 宮田は、湯原(池松壮亮)と組み、、職務質問を始めるが失敗。 コツを教えて欲しい。。。と生徒のひとり・内山由隆(伊阪達也)は質問するが、 “自分で考えろ。私は何かを教えるつもりはない。  何でも教えてくれると思った者は、その意識を変えなさい。” と応じる遠野。 一方、先日の遠野の行動に危機感を感じた簑島(真矢みき)は、 そのことを内堀校長(橋爪功)に伝えるが、 “良い刺激になっている”と言われてしまい、言葉を失う簑島。 そこで自分が指導すると、、、、簑島は、遠野に時間を作るよう命じ、 “気をつかずにやりなさい”と諭すが。。。。。 遠野は何も教えてくれず、命令通り筋トレをする宮田たちは、 無断外出厳禁の警察学校を抜け出し、ラーメン店へと向かうのだった。 が。。。その店には、遠野の姿が!! 翌日。遠野は、教場で宮田たちだけでなく、 外出しなかった他の訓練生たちからも、いろいろと説明を受けるが、 その様子を見た遠野は伝える。 「私は何も教えない。どうすれば良いかは自分達で考えるんだ  それまでは授業は行わない」 今回の事態に簑島ら他の教師たちは、今回だけ。。と大目に見ようとするのだが、 遠野は「まだ早いと思います」と。。。。。 そんな折、宮田に恋人のアキナから連絡が入る。 宮田の異変を察した湯原が。。。。。。。。。。。。 敬称略 教えない。。。考えろ。。。だとか。。 そのうえ、勝負だとか。。。。。 それ以外にも、かなり意味が分からないセリフもあり そこを登場人物のキャラと捉えるべきなのかどうか、 そのネタを引っ張りすぎていることもあり、ドラマに疑問を感じるほどなのだが。 そういった部分を除けば、 1つのシチュエーションとして、“それなりに”綺麗にまとまった感じだ。 まあ。。。ねえ。。宮田の成長物語としては悪くないですよね。 先にネタフリをしておいて、考えさせ、、オチへ。。。 “警察かんて権力を持った気になっちゃうけど  それは一番まずいんですね とか “相手を恐れず、協力に対する感謝の気持ちも忘れず向かうしかない とか、、、セリフは悪くないと思いますが、 残念ながら、違和感を感じてしまうのは、 そこまでの流れが、あまりに強引すぎることだ。 よくよく見れば分かりますが、 “男として”なんて言葉を入れたりしていますが、 最終的に、宮田たちが考えたような部分がなく、 遠野が答えを教えてやっているだけ。。。。なんですよね。 この時点で“自分で考えろ!”と言っていた遠野の言葉は、嘘になる。 ドラマとしてまとめようとし過ぎて、 前回も同じでしたが、、、結局、考えさせずに答えを提示って。。。 それ、カンニングと一緒だよね?? それも問題を出している教師が、試験中に答えを伝えているのだ。 こんなので“成長”なんて言われて “考えた”なんて言われてしまうと、、、、 いくらドラマでも、あまりにバカバカしいことである。 たとえば。その遠野のカンニング行為を、遠野の優しさとして 遠野の教え方だと、、、かなり好意的に見るとします。 ですが、もう一つ逃れられない違和感が存在します。 それは “男”がどうとかこうとか “警察官になるには、無茶苦茶マジにならなきゃいけないんだよ とか言ったところで 本来、究極的な法の遵守者であるはずの警官が、、 いや警官予備軍が、 こんなにルール破りばかりする奴らでいいのか???っってことだ。 もちろん、そう言う目で見られるところもあるなどと 前回、簑島のセリフで述べられているが、 ですが、このルール逸脱行為をたとえ訓練生だと言うことで 大目に見てばかりだと、、、、 結果的に、 “所詮、警官は。。。。”なんていう目で見られることに繋がるんじゃ? たとえ教師モノ、、、一種の学園モノだとしても 警官であるコトの意味を、、、自覚している部分を もっと表現すべきなんじゃないのか??? このままじゃ、 暗に、警官非難しているだけのドラマになっているような気がします。 やっていることは、間違ってないと思いますが、 前回、今回。。。。だからね。。。。。 警官を聖人君子として描くべきなんてこと言っているわけではありません。 警官だって人間、ミスだってします。 ルール違反もするでしょう。 ですが。 そう言う部分を、ドラマだから、、、一部の人間。。 今作の場合、、宮田一人に押しつけています。 この時点で、“宮田”=“酷いヤツ”。。。 結果的に、“訓練生”=“酷いヤツ”。。。。 それが、、、“警察官”=。。。。にまで繋がっていきます。 やるならやるで、一人に押しつけず 複数人でばらまいていれば、 それぞれの“悩み”として処理され、“警察官”=。。。なんていう 部分に繋がる事なんて無いはず。 主人公なのは分かるが、 ドラマ全体のバランスを考えれば、早期の修正を図る必要があるでしょうね。 そうでないと、先ほども書いたが ただの警官非難しているだけのドラマになってしまうと思います。 これまでの感想 第1話  TBは以下へお願いします。 http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/85e85012ceb7458410e5ce277441bb65 または http://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-2776.html

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