レベル999のマニアな講義

『美しき遺産相続人は元風俗嬢！家政婦に変装し強欲一家に潜入

内容
テレビで華道の草花流家元、藤村淳一郎（児玉頼信）の葬儀が放送されていた。
それを見つめるエリカ（栗山千明）良介（東根作寿英）航太郎（谷合純矢）
が、、、その様子を見ていたところ、、
どうやら、しおり（星野真里）という年の離れた後妻がいると分かる。
直後に、エリカは戸塚（杉本哲太）から、仕事の連絡が入る。

事務所に向かうと。。。依頼人は、しおりだった。
夫・淳一郎が亡くなった直後「淫乱女」と書かれた脅迫状が届いたという。
１０年ほど前、父の借金のため風俗店で働いていたことがあったしおり。
息子・翔（佐藤瑠生亮）がいることもあり、
このままでは家を出て行かざるを得ないということだった。

家政婦として潜入することになったエリカ。
先妻との間の子が、３人。
長男・信一郎（木下政治）次男・孝二郎（内田滋）長女・実花（西丸優子）
長男の妻・真理子（古川りか）までいて、かなり大変なよう。
弁護士の大杉徹（矢柴俊博）が、説明をしても納得しない４人。

ゴミの中から掴んだ手がかり。。。。では、
長男には愛人。その妻は浪費家。次男は女遊びにギャンブル。長女はホスト。
それぞれに金が必要な理由があった。

そんななか、翔が行方不明となり、誘拐では？？と。。。。。

敬称略


完全にバレバレなのは、別に良いとして。

決して悪くは無い物語だと思いますが。

この妙な物足りなさ。。。これは、この“枠”所以ではない。


短い時間の中に、無理にアレコレ詰めこみすぎたことが原因でしょうね。

問題は、いろいろある。

たとえば、登場人物の多さ。
多いのは仕方ないとしても、そこから犯人捜しを始まったことだろう。

が。。５人の中の誰か？
それは良いのだが、調査した直後に、

エリカが疑われたり、結末のネタフリの花など

解決のための情報を得る行動を、何一つしていないのである。
たしかに、潜入の模様は必要だろうし、ネタフリも必要。

だからと言って、無理して入れるほどのことでもなく
ネタフリに至っては、ほんとに強引。

そんなモノを入れたために、調査が調査になっていない。

挙げ句の果ては、誘拐事件を発生させて、
完全に、別の物語を入れてしまっている。

まあ。。。順序立てれば、入れても間違ってはいないが、
かといって、入れる必要も無い。

それこそ、
“誘拐された！”と、エリカに依頼に来ても良かったくらいだ。

息子がダメなら、、、、犬などペットでも良かったはず。

今回は、時間がもう少し長く、
もう少し描く情報があれば、それなりに成立しているとは思います

ですが
４０分弱の作品に、やるようなことじゃない。


もう少し、潜入なら潜入。。。調査なら調査に絞り込んで、
その部分だけを描いて欲しかったモノです。

もちろん、それをすべてあわせて潜入調査で敵を見つけて退治！！
が基本なのは言うまでもありません。


それにしても、ここまで崩壊するとはね。。。

前回まで結構良かったのに。

なんて言うか、、、メイン部分以外が多いよね。。。。今回。


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