レベル999のマニアな講義

2011/11/20(日)18:43

江~姫たちの戦国~ 第四十五回 息子よ

ドラマ系の感想(26721)

『息子よ』 内容 名実ともに権力を握り始めた将軍・秀忠(向井理) 一方で、竹千代(水原光太)国松(松島海斗)による静かなる争いに 頭を痛める江(上野樹里) そんな折、竹千代が、化粧をしているのを目撃してしまうのだった。 福(富田靖子)は、お遊びだったと秀忠、江に説明するが 竹千代自身は、ハッキリと答えず 「戦など辞めれば良かったのです。  戦で伯母上たちを殺したのは父上じゃありませぬか」 と秀忠らに言い放ってしまう。 あまりのことに、戸惑う秀忠、江。。。そして常高院(水川あさみ) ただそんな竹千代に、秀忠は自身を重ねていた。 まるで、父・家康(北大路欣也)と自分との関係と同じであると。。 その一方で、千(忽那汐里)からも「父上を許しませぬ」と言われる秀忠。 苦悩の毎日を送る秀忠のもとに、家康が倒れたという知らせが届く。 回復の途にあると聞き、行くつもりは無かった秀忠だが、江に背中を押され。。。 だが、ひと月経っても秀忠から連絡が来ないことにいらつく江は、ついに、、、 敬称略 江「互いに心を開かねば。親子なのですから」 常高院「そなたはどうなのじゃ。竹千代と話もしておらぬ   心の中を見てやらねばならぬ 江の言っていることは、普通なのであるが、 いままでの江の行動を見ていると、 そんな風に感じないのが、ホントに痛いところ。 そしてそれを言い当てるかのような常高院の言葉。 これなら、どうだ!? と、、脚本家の声が聞こえてきそうである。 でもね、 常高院の言葉で、ある意味江の「今まで」を補足し、 視聴者に、、 言われて当たり前だ。 と、、、思わせることに成功はしているが。 ここで大問題は、 秀忠が旅立って1ヶ月。。。常高院に諭されたにもかかわらず 江と竹千代どころか、国松、千とのやりとりを描かないという 散々な演出をしてみせるのが今作である。 竹千代はともかく。 同じ女なのだから、せめて千。。。 可愛がっているのだから、国松。 2人との交わりを描くべきだったんじゃないのか???? こういう部分を描かずに、いきなり1ヶ月の経過を描き。 駿府へと向かう江を表現すること自体が、間違っているのだ。 この瞬間、姉の言葉を全く聞かない江は、 やはり、姉が言ったとおり、子供たちと接触もせず。 心配しているのは、、、秀忠よりも家康!? そんな印象になってしまっている。 たしかに、今回は、その部分がメインではない。 秀忠と家康の親子を描き。 そこから、竹千代へとフィードバックさせたかったのだ。 それ自体は、ホームドラマとしては間違ってはいないと思いますが、 秀忠と家康の親子を描いたからこそ、それが戻ってくる「前」に 江と、子供たちを描くべきだったのだ。 ほんとは、それが1ヶ月の表現であるべきなのである。 今作は、こういうことをしないからこそ、流れが無茶苦茶で、強引。 結果的に、それが、意味不明さや違和感に繋がっている。 念のために書いておくが。 北大路欣也さんの名演技に、感動を覚えた今回のお話で、 そこに家康と秀忠を描いたことは、今作としては見事だったと思います。 ですが、 それと同時に、今作のテキトーさも見えてしまって、 感動的な部分を打ち消すくらい、残念な気持ちでいっぱいである。 で、結局、江って、子供たちのこと考えてるの?? そこまでの考えが及ばなかったのだろうが、 いっそ、江が、竹千代と国松を連れ、駿府に行けば良かったんだよね。 そうすれば、一挙に解決! 世継ぎのことは、江戸に帰ってからでもokでしょうしね。 しっかし、、、母上の香り、、、って、、 母上に似ておらぬか?って。。。 江と竹千代の交流、、ほぼ無かったよね? いつ匂ったんだろ。 文句ばっかり書いていますが。 これ、簡単なことで解決できたんですよね。 しっかりと、江とその周りの家族との関係を描いていれば!! 江が政治に首を突っ込みすぎなんだよね。。。。 TBは以下のミラーへお願いします http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/00d44119f589961a3a7c0ca5b79babf2

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る