レベル999のマニアな講義

2011/11/26(土)23:25

土曜ドラマスペシャル『蝶々さん~最後の武士の娘』後編 遠いアメリカ

ドラマ系の感想(26713)

『遠いアメリカ』 内容 長崎の海運商・帯谷(西田敏行)の勧めで置屋“末石”女将・お幸(余貴美子) の世話になりながら、舞妓“春蝶”となった蝶々(宮崎あおい) そんなある日、梅香崎警察の伊地知署長(伊武雅刀)から大捕物があると知る。、 かつて“水月楼”で世話になったお絹(ともさかりえ)が、 脱獄した夫・寛治(風間トオル)に会うだろうと、張り込み中だという。 そこで蝶々は、水月楼の弥助(団時朗)や伊作(伊藤淳史)に協力してもらい、 逃走の手助けをする。 いずれ自分も自由の身となりアメリカへ。。。思いを強くする蝶々。 そんな折、蝶々はアメリカ領事館で開かれたパーティーで 海軍少尉のウィリアム・フランクリン(イーサン・ランドリー)と出会い、 お互いに惹かれるのだった。 アメリカに行き、親友のユリ(池脇千鶴)と会いたいという蝶々に、 自分と結婚すればと答えるフランクリン。 その言葉に蝶々は、結婚を即諾。 やがて祝言が行われるが、笑顔の蝶々とは違い、心穏やかではない伊作。 すると帯谷は、夢から醒めたときのために待っていてやれと諭すのだった。 とはいえ、お幸、叔父・源九郎(本田博太郎)たちも不安を覚えていた。 その後、2人の新婚生活が始まり、愛を深めていく。 あるとき、海軍の兵士と街の人のトラブルに、土下座するフランクリン。 その姿に蝶々は“武士”を見て取るのだった。 しかし2人の生活は長くは続かず。フランクリンの帰国の日が近づいていた。 フランクリンの友人・セイヤー(パトリック・ハーラン)は、 分かっていたことだと伝えるが。。。。 覚悟を決めたフランクリンは、蝶々に帰国を告げる。 理解を示す蝶々は、再会を夢みて見送るしかなかった。 再会までに、お腹の子を立派に育て上げると。 そして一年後。。。幼子、、襄“JO”を育てる蝶々の前にお絹が現れる。 その後も蝶々は、フランクリンを待ち続け、ようやく軍艦が現れるが。。。。 一方、フランクリンの素性を調べた伊助は。。。。 敬称略 先日、BSプレミアムで、“蝶々夫人”についての番組が放送されていましたが。 今作は、結構、、、バランスが取れたお話になっていますよね。 さすが市川森一さん。。。と言う感じでしょうね。 悲劇。。。というよりは、悲恋、、、に近いかな。 その一方で、伊作という登場人物を混ぜることで、 蝶々の心も代弁させ、、、そしてこれまた切ない恋を描いている。 “彼女の誇りだけは守ってやりたい。” 最終的に、 確かに“死”が存在し、悲劇であるのかもしれないが、 そこにあるのは、紛れもない“武士の誇り” 武士だからこそ。。。。である。 『恋の至極は忍ぶ恋と見立て候』 見事な結末ですね。 悲しみを感じるよりも、生き様に感動した。と言う感じである。 愛がかなわぬなら、夢がかなわぬなら。。。。 それにしても、映像が美しかったですね。 個人的には、そこに目が行ってしまいました。 背景だけではなく、 あの、、、フランクリンを見つめる蝶の目の中に。。。。 こう言うところだよね。 説明は多く必要無くて、演出がシッカリしていれば 映像から見て取れるし、魅せられるのである。 前の2作と違って、前後編のバランスが良かったですね。 描くところは描き、無駄は省く。 それでいて、シッカリと魅せてきた。 細かい部分まで、NHKらしさもあったし。 こういう作品を見ると、 次の作品も期待してしまいますよね。 面白かったと思います TBは以下のミラーへお願いします http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/b4947c26e17f2dfa9328d271d65e3032

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