「本当の親子になるために」
内容
ハジメ(横山歩)がいなくなったことで、
美奈(尾野真千子)信次(江口洋介)の間の会話は消え、
子供を見れば、目を背けるようになっていた。
そんなある日、春代(坂井真紀)巧(速水もこみち)は、
自分たちで子供を作れば良いのではと言う。
だが、ふたりの態度に怒る信次は、ふたりに怒りをぶつけるだけで無く、
母・志乃(浅茅陽子)への怒りにも及んでいく。
父の葬式で思わぬ事を母がつぶやいたと。
そこで、真知(余貴美子)に相談したところ
家庭裁判所に監護者指定を申し立てることも出来ると言うが、かなり難しいと。
一方で、祖母・月子(富田靖子)からの虐待も無いということ。
ただ実母・泉(志田未来)は入院中で、未だハジメと話をしていないらしい。
退院するという話があると言うが。。。
真知は、他の子の特別養子縁組を申し立て、未来に向かって生きることも、
1つの選択肢であると告げる。
どうしても納得出来ないふたりは、長野へハジメを見に行こうと。。。。
敬称略
↑開始10分程度で、この情報量。
もちろん、作風なのは言うまでもないが。
これに違和感を感じないのは、
ほぼ全て“見たいモノ”“知りたいコト”だからだ。
そして重要なのは、無駄が無いこと。
ひとつの“事案”を徹底的に、違和感ない流れで描いているのである。
ハジメが欠けたことで、美奈と信次の“家族”が一気に崩壊。
で、ここで、双方の“家族”を上手く混ぜ込んできた。
ほんと、見事としか言いようがない。
個人的に驚いたのは
扱いが不明瞭だった新井加穂(岡本玲さん)と蘭(根本りつ子さん)
このタイミングで、使ってくるんだね。
たしかに、この2人しか、“善意の第三者”は、いないのだ。
だからこそ、物語の全てが動き始めた。
あとは、結末だけか。。。。
作者が作者だけに、綺麗なオチはないと思うんだけど。。。
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