2018/03/22(木)21:50
木曜ミステリー『科捜研の女(17)』第18話(最終回)
『取調室の怪人』
内容
京都滞在中のルベルタ共和国の副大統領(ガルシア・リカルド)
と妻・サトエ(かたせ梨乃)の警護するSPの水沼(渡邉紘平)たちの応援で、
土門(内藤剛志)が駆り出される中。
謎の男(近藤正臣)が、不法侵入で逮捕された。
所轄で指紋の採取が行われるが、指紋が無かった。
すると科捜研の榊マリコ(沢口靖子)を呼べと言い始める。
そんななか、現金輸送車の襲撃事件が発生。
臨場したマリコたち科捜研の面々は、現場の調査を開始する。
警備会社の鍋谷亮次(三村晃弘)によると、犯人は事前に警備電源を切っていた。
そのうえ逃走経路上の防犯カメラ全てをかいくぐるほどの用意周到さ。
しかし奪われた現金は、350万と、いつもより少ない日。
そこに桂川署からマリコのもとに連絡が入る。
“1:名前のない男”
取調室で男と話を始める蒲原(石井一彰)を、別室でマリコは見ていた。
男は、蒲原の状態を見て、事件現場からやって来たと推理する。
そして事件現場。。。。襲撃事件の概要まで当ててしまうのだった。
その状態を見たマリコは、意を決して男と会話をはじめる。
マリコが名前を尋ねると、“お得意の科学”で調べろという男。
そこでDNAを採取し、顔写真も含め、データベースから調べることに。
前歴者ではなく、事件関係者。。。やがて被害者・朽木政一と一致。
40年前の事件で、死亡したとされていた。
その名前を聞いた日野所長(斉藤暁)は、天才活動家だと思い出す。
“2:予告する死者”
40年前、殺害された朽木政一だと、マリコが告げると。
アッサリと朽木は認める。
当時、朽木政一(本庄司)をリーダーに、
弟・武二(原田翔平)と朽木の妻・畑山里江子(鎌田綾)を幹部に
サブリーダー繁森(佐藤俊彦)らの組織で、武二が裏切る噂が立ったと。
兄弟で話し合いが行われたが、事件が発生したという。
警察は、弟の武二を犯人と断定するも、海外に逃亡したとされていた。
すると朽木は、犯罪を予告するため現れたと言い始める。
思わぬ朽木の犯行予告を、日野所長から聞いた、
佐伯本部長(西田健)藤倉刑事部長(金田明夫)土門らは、対策を練りはじめる。
土門によると、公安課が暗殺計画を入手しているという。
かつて朽木の部下だった繁森光之(西岡德馬)が浮上していた。
が、マリコ以外、朽木は口を開かなかった。
“3:生きている証拠”
ただマリコが質問しても、朽木は“星の王子さま”を引用しては、
はぐらかすような証言を繰り返す。
が、マリコは、朽木自身が“犯行予告”だという朽木の言葉から、
朽木の着衣などを分析。使われていない銅製品の廃工場がアジトと特定。
もぬけの殻だったが、逃走に使われたバイクのタイヤ痕や繁森の指紋が検出。
“4:天才活動家の本性”
「完全な犯罪が無いと同じように、完全な捜査もまた、ない」と朽木。
マリコは、いくつかの仮説を立て朽木に質問をはじめる。
繁森を裏切ったのか?偶然、捕まったのか?。。。と。
すると朽木は、捕まったことも計画の一環の可能性があるのではと指摘。
そして警察の内情を調べるためではと言い始め、
ついに、警察内部に内通者がいる可能性にまで言及しはじめる。
取調室に居た加藤巡査がいなくなったことに気付き、慌てる蒲原。
すべて朽木により、踊らされていたと分かるが。
同時に、マリコは、アジトの証拠などから、
朽木の目的の見当がついていることを、朽木に伝える。
暗殺計画の阻止が目的なのではと。
“5:奇妙な捜査協力”
佐伯本部長により特例が認められ、
マリコは、朽木が提案してきた捜査協力を受けることに。
様々な情報証拠をマリコは、朽木とともに分析を開始。
アジトには、繁森以外に3人いたと推測された。
そして1つの可能性が浮上する。
リーダーの繁森。傭兵あがりの狙撃手。IT担当のメカニック。
そして事件に関わった内通者。
しかし繁森の用心深さから、内通者は処分される可能性があるという。
その話からマリコは、内通者が思い当たる。警備会社の鍋谷だった。
家宅捜索で多くの証拠が見つかるが科捜研では手が足りず。
民間の鑑定会社にいる江藤(中川大志)にも協力してもらい、武器の特定に成功。
そんななか、蒲原が鍋谷の上司・岡崎(藤重政孝)から奇妙な話を聞いてくる。
セキュリティーカードが紛失しているという。。。。
やがてマリコらの情報を基に、土門、蒲原の活躍で、暗殺の阻止に成功。
高西浩平(比留間由哲)斎藤章介は逮捕されるも、繁森は逃走する。
同じ頃、朽木が。。。。
敬称略
↑登場人物を盛りこもうとしたら。長くなってしまった。でも、これで半分。
脚本は、戸田山雅司さん
監督は、兼崎涼介さん
そっか。。。。“使命感”ですか。
先日の事件と繋げているのは、良いですね。
一瞬、その可能性を感じていただけに、
今回の協力は、心地良さがあります。
そこは、横に置いておくが。
凄いですね。今回のエピソード。
もちろん、近藤正臣さんに、かなり引っ張ってもらっているが。
それだけでなく、話自体も面白くて。
ほんとうに面白い話ですね。
こんなに楽しいのって《科捜研の女》でも、久々かもね。
にしても、ここ最近、土門が少なすぎて。
そこだけは、違和感を感じますよ。
《捜査一課長》のせい。。。。ってのも分かってるが。
なんかね。。。だったら出張させれば良いのに。
今の蒲原なら、土門と同じことが出来ると思いますよ。
しっかし。。。今期も、頑張ったね。
登場人物の変化成長。。。そして意外なコトも描いているし。
長きにわたり続けてこられたわけである。
それが納得出来た今期だったと思います。
正直。。。工夫って言う意味では《相棒》を上回っていると思いますよ。