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カテゴリ:ドラマ系の感想
「歌声は響きつづけて」
内容 地下アイドルの“ミクリ”こと有村美咲(南沙良)は、 プロの歌手を夢見て、公演で弾き語りなどをしていた。 家では、父だけでなく、母・佐和子も忙しく、いつもひとりの美咲。 美咲の心の支えとなっているのは“六畳間のピアノマン” その後も、弾き語りをしたりする中で、 警察官の脇見(細田善彦)から注意。。。と場所の助言をもらう。 そこには、大道芸人の大友(三浦貴大)の姿があった。 ある日、“ピアノマン”に美咲は、メッセージを送った。 すると励ましのメッセージが返信されてきて、大喜びの美咲。 そんななか、マネージャーの吉田(木下ほうか)から、 “仕事”を命じられ、、、、大人の世界を垣間見て、困惑し、失望していく。 そんな大人の世界に入りながらも、 美咲は“ピアノマン”に苦しみを綴ったメッセージを送っていた。 が、返信も無ければ、更新も無い“ピアノマン”のSNS。 そして。。。ついにメッセージが、美咲に届く。 そこには、“ピアノマン”こと夏野誠(古舘佑太郎)が亡くなっていること。 そして、SNSが、新しい“ピアノマン”こと村沢(加藤シゲアキ)に、 引き継がれていることが記されていた。 絶望する美咲は、再び、吉田の“仕事”をすることになるが。 待ち合わせ場所で、“ピアノマン”の歌声が聞こえた。 向かうと。。。先日の大道芸人の大友がいた。 敬称略 脚本、足立紳さん 演出、泉並敬眞さん 今回の話の内容よりも。 今までの3回が、絡まり合っている演出に、感動してしまった。 凄いねぇ。練り込まれているねぇ。ほんと、凄い。 この脚本が、ほんとに凄いところは、その内容だけで無い。 今回のような、絡まり合っている演出でも無い。 実は、劇中の時間経過を、それとなく描いているコト。。。なのだ。 ホントならば、テロップなり、劇中の映像、セリフを盛りこむなりして、 時間経過を、ハッキリとさせてくるものだが。 今作は、しない。 劇中の登場人物の変化を基本にして、 サラッと流す程度に、セリフ等を盛りこむことで、見せている。 そのため、直接的に、“事故”や“時間経過”は見えてこない。 が、登場人物の変化があるから、“時間経過”が伝わってくる。 これは、もの凄く、高度な見せ方。 でも、そのエピソードでの“本題”をハッキリさせるには、 例え、今作にとって重要な要素であっても、あえて描かず、“本題”を見せる。 これだけでも、今作を見る価値はある。 ま。。。内容も、なかなか凄いんだけどね。 今回だって、 これは、間違いなく。。。。新しい“ピアノマン”いや“ピアノガール”の誕生。 そういうことを描いているのだろう。 ピアノじゃ無いけどね。ラスト以外。。。。“ギターガール”かな(笑) しっかし、凄いねぇ。 “僕たちは、繋がっているんや” これが、全てでしょうね。 “連ドラ”としての完成度が高すぎるよ。 ってことで。。。。全話。。大絶賛してしまった。 これ、カットしている部分があるなら、 それを混ぜて、ディレクターズを見たいです。 いや、 無理かもしれないけど。。。続編でも良いです。 もっと、見たい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年02月27日 21時51分43秒
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