レベル999のマニアな講義

2022/01/03(月)23:03

新春ドラマスペシャル『緊急取調室 特別招集2022~8億円のお年玉~』

ドラマ系の感想(27020)

内容 “緊急事案対応取調班”が運用停止となって3か月。 真壁有希子(天海祐希)は、潜入捜査を行っていた。 小石川春夫(小日向文世)は、警察学校の教官として働き、 菱本進(でんでん)は、運転免許試験場で働いていた。 そんななか、副総監の磐城和久(大倉孝二)に呼び出される梶山勝利(田中哲司) “8億円強奪事件”の被疑者の可能性のある男が、殺されて見つかったと。 磐城は、梶山に“キントリ”の臨時運用を命じるのだった。 招集されたのは、真壁、サイバー犯罪対策室の玉垣松夫(塚地武雅) 小石川、菱本にも、梶山は声をかけたが、断られていた。 そこに刑事部捜査一課の生駒亜美(比嘉愛未)と酒井寅三(野間口徹)が参加。 ふたりは梶山が管理官として指揮を執った“8億円強奪事件”の捜査をしていた。 捜査により、現金輸送車の警備員に疑惑の目が向けられ、捜査をしていたという。 事件2週間後、警備員の小林太が自殺。 その直後、警備員の村本伸吾が、失踪していた。 今回。。。事件の3か月後。 現金輸送車に残されていた被疑者の指紋と一致した男が、 民家から遺体となって発見された。しかし身元不明。 見つかったのは、“法曹一家”として有名な裁判官の家。 家長の源悦男(井上順)は、有名大学法学部教授。 その妻・秀子(高畑淳子)は、高裁の判事。 息子・修一(木村了)はは、大手弁護士事務所のパートナー弁護士。 家政婦の松原しおり(菜々緒)を含め、取り調べを拒否していた。 早速、真壁は、生駒、酒井とともに、源家へ。 すると、捜査一課に戻った監物大二郎(鈴木浩介)と渡辺鉄次(速水もこみち) 真壁たちは、ふたりから捜査状況についての説明を受ける。 そして真壁は、源家の面々に、事情聴取への協力を求めたところ、 玄関先で、同時に話を聞くことになるが。。。。。詳しい話を聞くことが出来ず。 直後、修一の娘・優奈と散歩に出ていた、しおりから、話を聞こうとするが、 やはり、詳しいことを聞くことが出来なかった。 だが、逆に、真壁は、違和感を覚えていた。 敬称略 脚本、井上由美子さん 演出、常廣丈太さん “キントリ”が運用停止後。。。。のエピソードですね。 ただ単に、重要人物が被害者、加害者っていうだけならば、 臨時でも運用を再開することには、 “ドラマ”としての、あざとさのようなモノを感じてしまうところですが。 今回は、“法”を盾にすることが出来る“強敵”を複数。 それも、協力し合うことが出来る家族という設定にすることで。 シリーズ上“最強の敵”と言って良いレベルにしてきたのは、 説得力があって、良いですね。 通常運用だと、どんなエピソードでも作ることが出来ますが。 わざわざ停止させてしまったので、 単純なことだけど、こういうシッカリとした設定を持ち込んだのは、 “さすが”というべきでしょうね。 上手いです。 話の筋。。。展開。。。紆余曲折も、 新キャラを混ぜるコトで、“格の違い”をハッキリ見せて、納得させているし 登場人物の役割分担も含めて、かなり、凄い仕上がりである。 ただし。 シンプルな案件を、上手く広げているのは認めますが。 作り込みすぎて、若干、分かりにくさがあるのがマイナスかな。 そう。。。ちょっと、やりすぎでしょうね。 このあたりは、新キャラのことも考えてのことだからなのでしょうけど。 いっそのこと、先日の最終回の案件で、 新キャラふたりを、上手く混ぜておいたほうが、良かったかもね。 “格の違い”まで混ぜ込み、キャラの差を表現するのは良いことだけど。 “ドラマ”としては、情報量が、多すぎでしょう。 これが、分かりにくさの原因だ。 ま。。。。仕方ないかな。許容範囲だから、不問でも良いかな。 満足度が、かなり高いし。 最後に。 新メンバーが加わった“キントリ” 小石川、菱本ほどの個性的な感じは薄めだけど。 これはこれで、こなれてきて。。。。慣れれば、“次”もイケるかもね。 なんなら、新シリーズでも良いけどね。 TBは以下のミラーへお願いします http://maxexp999.blog100.fc2.com/blog-entry-7090.html

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