レベル999のマニアな講義

「食わせもの」
内容
マンションの敷地内で、転落死体が発見された。
その映像を見つけた青木（浅利陽介）は、
右京（水谷豊）亘（反町隆史）に見せつける。
以前、詐欺で逮捕した平井貞夫（風間杜夫）が映り込んでいると。

そしてそのマンションに不審な男が訪れていた。“あるモノ”を探すふたり。
荷物が到着しているはず。。。だが。。。と。
相川達彦、工藤丈治は、管理人室を訪れる。
そこにいたのは、工藤もよく知る。。。平井だった。
ふたりは、平井に、薬物を密輸したことを打ち明け、協力を要請する。
どこかにあるはずだと。

前科があることをばらすと脅され、
やっかいな頼みを聞くことになった平井。そこに右京、亘が現れる。
特命係のふたりは、転落死について平井に尋ねる。
すると平井は。。。。。

そのころ、捜査一課は、ある事件について調べていた。
被害者の身元が判明したことで、伊丹（川原和久）は、
角田（山西惇）に協力を求め。。。。

敬称略


脚本、山本むつみさん

監督、橋本一さん



ネタ自体は、

まぁ、どこかで見たようなネタでアリ。

“実は。。。。”という、どんでん返しもあって。

既視感さえ気にならなければ、それなりに楽しめるネタだ。


ただし。

さすがに、今回は、右京の“後出しじゃんけん”が過ぎる感じ。


全体的に、面白みはあるけど。

序盤の事件との連続性は、必要なかったかな。

後半の単純な薬の奪い合い、だまし合いだけで、十分だったでしょう。

なんなら、親子は、普通に“相棒”でも、良かったかもね。


実際問題、他の事件との繋がりは、

一応。。。繋げているだけで、無くても成立する。

むしろ、芋づる式で、捜査一課か、角田たちが、その“上”をたたくなら、

納得出来るが。スルーだし。

結局、取るか、取られるか。。。っていう展開だから。

そこだけで、良かったんだよね。

もちろん、他の住人たちとのやりとりも、あまり必要ない。

使っても、聞き込み程度だろう。

それでも。。。ってなら、数ヶ月前の事件を描いた方が良かったんじゃ？

そもそも、映像の転落も。。。必要ないし。

単純に、出所した平井を、特命が訪ねるだけで、事足りるのである。


ま。。。。。。。無理にアレコレするから、違和感が生まれる。

そういうことだ。


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