大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第3回
内容“吉原細見”の改を行った蔦重(横浜流星)吉原の親父様衆には上々の評判だったが、駿河屋(高橋克実)は激怒する。客が来るはずが無いと。その予想通り、吉原への客は増えなかった。なんとかしたい蔦重は、花の井(小芝風花)の協力を得て、長谷川平蔵(中村隼人)に出資をしてもらう。それを元に女郎たちからも資金を集めたうえで、女郎を絵にしてもらおうと、絵師・北尾重政(橋本淳)のもとを訪れる。だが重政によると、墨摺りでは描き分けが難しいと分かる。そこで蔦重は、あることを思いつき。。。。敬称略先ずは、良いところを。やはり吉原部分と、江戸城内のことを、キッチリ分けていること。でしょう。最近のドラマは、すぐに切り替えたがるからね。登場人物が極端に少なく。同時に、繋がりがあれば、切り替え自体は良いと思うのだが。今作のように、登場人物は多く。繋がりが薄いと。分けが分からなくなってしまうものだ。単純だが、分けているのは、今作の一番良い部分。そのうえで。丁寧に、かなり分かりやすく描かれているのが、ほんと良いですね。それもわかりやすい言葉で。もし、今回のエピソードで、疑問があるとすれば、2点。ひとつは、激怒する駿河屋。もうひとつは、花をモチーフに本を。って部分。最終的に、それらをわかりやすく説明されているし。納得の結末になっているので。最後まで見れば、“なるほど”なのだけど。駿河屋は、ともかく。花については、唐丸がいるんだから。蔦重と唐丸との会話で、多少の説明はあっても良かったかもね。まぁ、満足出来ているので、とりあえず。。。いいでしょう。とはいえ、今後は、まるで“刑事モノ”のような、こういった後出しジャンケンの描写は、《劇的》に見えて、面白味は感じるものの。そこまでの見せ方には、注意すべきでしょうね。個人的には、すでに前作と同じで、満足している作品なので、一般的に、馴染みの無い物語でも、気にならないけど。やはり普通は、馴染みの無い時代、物語っていうのは、昨年と同じで、ハードルが高いからね。慢心せずに、ナレーションでの補強でもいいから、もうちょっと。。。。。って思います。