仏壇・お墓を変えることは大事業です仏壇・お墓を変えることは大事業。先日、仏壇の開眼(魂いれ)とお墓の発遣(魂抜き)に行きました。 仏壇の開眼で施主宅へお伺いしましたが、 仏壇に何も祀ってありませんでした。 「お祀りはまだですか?」とお尋ねしました。 すると 「何か祀るんですか?」 という返事が返ってきました。 仏壇は中におまつりしてあるお軸や仏像に魂入れを行います。 まず、仏壇をおまつりして、その仏様に供養する必要があります。 その仏様に供養した功徳が仏壇の中の先祖に振り向けられます。 一方当院境内墓地でお墓の発遣がありました。 施主の方が予定の時間より早く来られたので、 「お墓のお祀りをしておいてください。その間に着替えていきます」 というと 「花は昨日祀ってあります。それ以外に何かいるんですか?」 そのような答えが返ってきました。 お墓の原型は五輪塔です。 その塔を建てて祀り、その功徳を先祖に振り向けます。 したがって、魂入れを行なう時には やはり供養のお供えが必要です。 ですからお墓や仏壇に、魂入れ・魂抜きをするときは 花・線香はもちろんきちんとしたお供えが必要です。 お墓を建て直すことも、仏壇を新調することも 五十年・百年に一度の大事業であり、 法事・葬式などよりも重要な儀式です。 家を建て直す位に注意したいものです。 最終更新日 2009年03月29日 |