仏事には数珠を用意しましょう仏事には数珠を用意しましょう「葬儀の際、喪主の家族のお子たちも数珠は それぞれ持つべきなのでしょうか?」 先日ネット上の掲示板で葬儀の際に正式念珠(珠の数が108) を使うべきか?略式念珠を使うべきか?というトピックがあり、 多くの僧侶の方が、略式念珠を勧められていました。 意外に数珠の種類については迷われるようです。 日本では数珠が仏教徒必須の持ち物とされていますが、 数珠はもともと数取りに使われるものです。 したがって、自分で読経するときに使うのならともかく 普通の会葬では必要ありません。 本来比丘の持ち物は三衣(袈裟)一鉢と言われていますので、 袈裟が仏教徒の証しであるべきではないかと私は思います。 ただ、葬式で袈裟をしている会葬者には ほとんど出会ったことがなく、袈裟に代わるものとして 数珠が用いられるようです。 葬式に限らず仏事においては お子さんであっても数珠を持たせることが 供養になるのではないかと思います。 最終更新日 2009年04月04日 |