即身成仏への道 真言密教の基本 六大 四種曼荼羅
真言宗は即身成仏を目的としておりますが、その基本となる六大(地水火風空識)と四種曼荼羅(大曼荼羅、三昧耶(さんまや)曼荼羅、種字(しゅじ)曼荼羅、羯摩(かつま)曼荼羅)についてはあまり語られていないので、判りやすくたとえ話を使ってお話しました。以前に「幽霊はなぜ怖いか」という動画を作り六大・四種曼荼羅について説明しましたが、今回は詳しく説明しました。重複する部分もありますがご覧いただけたら有り難いです。弘法大師の即身成仏義には「六大(ろくだい)は無碍(むげ)にして 常に瑜伽(ゆが)なり、四種曼荼(まんだ)、各々離れず」という偈文があります。大法要の塔婆にも必ず書かれているのですが、この意味は「この世のすべてのものは同じものが違う形で表れているだけ」ということです。仏様も自分も他人も他の生き物も、この世の中を構成している海や山や天体に至るまで、じつは同じものが違う現れ方をしているだけなのです。