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カテゴリ:政治
今回の東京都知事選で投票率は46.15%と低かった。
今日、TBSラジオの「六輔話の特集」で永六輔はこの選挙は無効だというようなコメントをしていた。永六輔に限らず、他にもこのような発言をしている人は結構多い。 しかし、選挙結果が半数(過半数?)に満たないからと言ってその選挙が無効だと言うのは論理的におかしい。投票するかしないかは個々人の自由なのだ。 今回の都知事選で投票しなかったのはその自由の反映であって、誰かに投票を妨害されて投票しなかった訳ではないはずだ。 そこで、今回の選挙に対する考えを考察してみる。 投票しなかった人は自らの意思で「選挙において自分の意思を表明すること」を放棄したのだから、選挙は正当に行われたのだ。 従って、「投票しなかった人」は選挙結果に対して、意義や不服を言う根拠はあるはずがない。当然、「選挙結果は無効」であると言う根拠もない。低投票率を理由に異議を唱えたいと思っても、その根拠がないし、自業自得なのだから仕方のないことなのだ。 自由意思で「投票しなかった人」あるいは「投票した人」は、選挙結果がどのような結果であれその結果を尊重すべきである。 仮に、結果に不服であると言うのはお門違いであり、「投票すべき」・「投票に行くように啓蒙するべき」であるだけだ。 従って、単に投票率が低いからと言って、選挙が正当に行われた以上「選挙結果が無効である」という論拠は皆無なのだ。なお、「投票率が低い」ということが「選挙が正当に行われた」と言うことを覆す根拠になるはずもない。 一方、低投票率を理由とした「選挙結果が無効である」という根拠を敢えて探してみれば、投票活動が組織的あるいは広範囲に妨害されて、その結果として投票率が無視できない程に低下した場合くらいだろう。 コメンテーターや有識者が、低投票率を根拠として「選挙結果は無効である」と言っているが、その真意はサッパリわからないし、確かな論拠もない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 15, 2014 10:35:44 AM
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