2004/04/14(水)07:46
途中でのリタイアは残念でならない。
4月12日(月)
午後診の受付が始まるのは3時半。
月曜日はスタッフミーティングがあるため、
3時10~15分には、全員そろう。
僕は、2時半から少し横になっていた。
ところが、3時前に人の気配。
「先生、ちょっといいですか?」
川原さんだった。
でも、この時間の「先生、ちょっといいですか?」は、よくない話しと決まっている。
どうしたの?
「5月いっぱいで、辞めたいのですけど・・・」
えっ、どうして?(え~~、ショックだなぁ~)
「以前にも、少し先生に、話を聞いてもらったことがあるのですが、父がリストラにあって、私もお給料の面で、もう少し家計を助けれる仕事に就こうと思って・・・」
そっかぁ。(残念だなぁ)
「自分としては、この仕事が、まだ、中途半端なままなので、キチンとやりたいし、むちゃくちゃ悔しいんですけど・・・」
そうなんだ・・・
何も言ってあげれなかった。
たしかに、「裏切られた」と思う気持ちも少しはある。
「小さなミスは、ちょこちょこある。気にするな、すぐに修正すればイイ。細かな心配りが自然に出来るようになってくれればイイ。それには、1年かかる。1年間頑張って、本当の一人前!そして、2年、3年と続けて頑張って欲しい」
いつも、こう言い続けてきた。
だから、途中でのリタイアは残念でならない。
家内は言う「こういう時は、無理に引き止めないで、女がそういう時って、もう決めているんだから・・・。こっちが、無理に引き止めても、彼女にとって無理(しんどい事)だから」
なんとなく、わかる気もするが、
やはり、惜しい。
いつも、スタッフが辞めていく時にそう思う。
引きとめようとするのは、女々しいのだろうか?
こう言った後の、彼女の仕事振りは、何か吹っ切れたような、無駄な動きもなく、いつになくスマートな動きだった・・・