草色のブランケット

2006/09/06(水)07:36

フリオンシャワー、ダメでした

アトピー(47)

先日、シャワーの塩素除去のために購入したJSKハイパーフリオン、残念な展開になってしまいました。 自分のシャワーにつけて、念のため塩素チェッカー・ミズミルで塩素レベルをチェックしてみたのだけれど、何度測っても、 ★★★ 「0.15-0.40ppm 残留塩素が検知されました。カルキ臭は感じられません」という結果だったのです。 だって、親のところではちゃんと★★★★★が出たのに。。。 もしかして、しばらく使ってるとじわじわとセラミックの遠赤外線効果とやらが効いてくるのかなあ、と思って使ってたのですが、一週間たってもやはりダメでした。 じゃあ、なんで親の使ってるフリオンは大丈夫なわけ? と納得がどうしてもいかないので、もう一度、親のシャワー水を調べなおしてみました。 そしたら、なんと、なぜか親の家のお風呂場の水は、もともと★★★★★だったのです。 蛇口から出る水をコップにためて、ミズミルでチェックするとき、 ボタンを押すと、★★★がついて、、、、 そのあとさらに数秒間ボタンを押しっぱなしにしていると、 ★★★★★まで上がるのです。 前回調べたときは、 蛇口の水=塩素が含まれているに違いない、という思い込みがあったため、 ★★★ついた時点で、ボタンから手を離してしまっていました。 でも今回は、もしかして、、という疑問があったので、 粘り強くボタンを押していたら、★★★★★までつくということが判明しました。 (でも、自分のところのシャワー は、いくら粘っても★★★どまり。。) じゃあ、なんで蛇口の水が既に塩素除去されているのかといえば、 これは親にあとで確認しないと断定できないのですが、 なんか数年前にそういえば、 水を安全にするには、水道管の元栓のようなところに取り付ける器具がいい、と誰かいわれて 知り合いの誰かに取り付けてくれたとか、そんなことがあったような気がする。 でも、台所のお水とかは塩素が入っているようだし、ちょっとそのへんはまだ不明なことが多いのだけれど、フリオンに関していえば、塩素を除去する、という確信がなくなってしまいました。 実は、こないだお水の塩素除去について書いたとき、以下のような情報をよせてくれた方がいました。 色々な浄水器の検査をしている方によると、クラスター値が低い(クラスターとは、水の分子集団の大きさを表し、数値が小さいほど良質の水とされている。)とうたっているものや、日本水道協会認定特許商品、というものは、クラスターは実際に確認されていないし、日本水道協会は存在していないので、そのような商品は信用できないそうです。 フリオンシャワーヘッドは、まさに「水のクラスターを小さくする」という謳い文句なので、うーん、やっぱり怪しいかな、と迷ったのだけれど、親のシャワーヘッドで塩素がちゃんと除去されているから、その効果さえあればいいや、と購入に踏み切りました。 でも、その塩素除去効果があやふや、というか効果がないという結果に達してしまったため、これは返品するしかない、と決意。 ただ、フリオンの塩素除去効果については、「完全でない」とHPにも書いてあるため、それだけでは返品する理由には足らないかと思い、前述の水のクラスターうんぬんについて、少し調べてみました。 そしたら、去年の2月に、東京都生活文化局が発表している、以下の文書が見つかりました。 「活水器」の表示に関する科学的視点からの検証について これによると、 今のところ、液体状態での水のクラスターの大きさを測定する手段は確立されていない そうです。 ということで、このシャワーヘッドを購入したお店に、以下のようなメールを出して、返品の交渉をしました。 先日購入しました、JSKハイパーフリオンシャワーヘッドについて質問があります。 私はこのシャワーヘッドの塩素除去効果を期待して購入したのですが、ミズミルチェッカーという塩素レベルをチェックする器具で確認してみたところ、何度はかってみても、使用前と使用後の水の塩素レベルはまったく変わりなく、「0.15-0.40ppm 残留塩素が検知されました。カルキ臭は感じられません」というレベルでした。 (ちなみに、お風呂のお水はいつもビタミンCを一さじいれて塩素を中和させているのですが、それはきちんと塩素レベルチェッカーで、「塩素濃度 0-0.05ppm 残留濃度はほとんど検知できませんでした。おいしい水です」という計測結果が出ます。) そちらのHPによれば、「塩素を完全にとることができませんが、特殊セラミック効果により塩素はかなり低減します。」と書いてありますが、具体的に何か計測結果などはあるのでしょうか? また、水のクラスターを小さくする、といった記述もHPにありましたが、この効果に関してはもともと大して期待していませんでしたが、去年、東京都生活文化局が発表した「「活水器」の表示に関する科学的視点からの検証について」という文書によると、「今のところ、液体状態での水のクラスターの大きさを測定する手段は確立されていない。」 と明言されています。 http://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/s_hogo/sisin/mizu.pdf こういった諸々の理由から、購入したこの製品は、宣伝されている効果がないと判断せざるをえないので、返品したいのですが、それは可能でしょうか? 既に使ってしまっている製品だから、どうかなあ、と思っていたのだけれど、すぐに以下のような返事が届きました。 上記了解をいたしました。 この度はご期待に添えず、誠に残念でございます。 通常は、未使用未開封品に限り返品を承っておりますが、 ハイパーフリオンにつきましては、弊社スタッフも購入希望者が 沢山おりますので、ご使用品の返品もお受けさせていただきたく存じます。 どうぞご安心くださいませ。 なお、フリオンシャワーは塩素除去のみだけを 目的としたものではございませんことをお知りおきいただけますと 幸いです。 フリオンの塩素除去率というのは実際のところ、 おおよそ76%ほどでございますが、塩素の化学記号も変化させ、 塩素よりも身体に悪いといわれております、 トリハロメタンなどの有害物質を分解し、結合を防ぐので安心でございます。 フリオンの塩素除去率の測定につきましては、 液体等の塩素チェッカーでは測定したことがございませんが 食品分析センターでのデーターがございます。 また、水のクラスターの大きさを測定する手段について 現在の科学では確立されていないと発表されておりますが、 私どもとしては実際に使用した感覚やお客様のお声などをふまえ 水のクラスターの大きさについてそういう世界がある と認識を致しまして取り扱いをさせていただいておりますこと ご理解いただけますと幸いです。 いずれに致しましても、ご返品をお受けいたします。 私は、この京都太秦しぜんむらというお店から何度もいろんなものを購入していて、その丁寧なサービスにはいつもとても満足させられ、今回の対応もとても迅速かつ丁寧で有難いと思いました。 ただ、やはり、「塩素の化学記号を変化させる」といった説明はどうにも非科学的で、腑に落ちないな、というのが本音です。 塩素の化学記号を変化させた物質とは何なのか、 またその物質はどのように計測できるのか、 といったデータがない限り、必死にアトピーを治そうとしている私としては、「安心です」といわれても納得のしようがないです。 (また、ユーザーの感覚や体験から、「そういう世界がある」という説明も、科学的なデータがない限り、「プラセボ効果」の一言で済まされてもしょうがないだろうし、宣伝文句として「水のクラスターが小さくなる」と事実めいた書き方をするのはまずいのでは。。 でも、この水のクラスター効果についてはそもそも信じていなかったし、期待していなかったので、議論を展開しても意味ないか。) ということで、残念ながら、フリオンシャワーは返品します。 カートリッジを使う、塩素除去シャワーヘッドをじっくり選びなおします。 「水商売ウォッチング」という参考になりそうなサイトを見つけたので、反省をこめて、もう少しちゃんと勉強してみます。 私の「フリオン塩素除去効果あり!」という記事を読んで、フリオンシャワーを買った人がいたら、本当にごめんなさい。 塩素除去を最終目的としていないのであれば、使ってみて、ご自分の肌や身体にプラス効果があるかどうかご自分で判断してみてください。 どこのお店で買ったにしろ、上記の東京都生活文化局の文書などを引き合いに出してちゃんと返品の理由を説明すれば、おそらく返品を受け付けてくれる気がします。   

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