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江戸東京ぶらり旅

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明治の鉄道<新橋>

鉄道の新橋を歩く


 JR新橋駅で降りましょう。新橋は気楽に入れる飲み屋が多くて,おじいちゃんや団塊の世代のお父さんには嬉しい所だったようです。しかし近年は高層ビルが増えて,ちょっと近づきにくくなったのでしょうかね? 西口,すなわち烏森口(近くに烏森神社がありますよ)へ出るとここは広場になっています。C11形の蒸気機関車が置かれていて「SL広場」と呼ばれています。ニュース番組などでのサラリーマンへの街頭インタビューは,この広場で行われる事が多いそうです。軽く引っかけている人が多いから,気軽にインタビューに応じてくれるのでしょうね。

 新橋は鉄道発祥の地,それで東口(汐留口)のちょうどゆりかもめ汐留駅入口の対面に移動すると,「鉄道唱歌の碑」があります。1957年,鉄道開通85周年を記念して建てられたものです。この鉄道唱歌,「汽笛一声新橋を・・・」は地理教育のために作られたそうですが,だから新橋ばかりでなく全国各地が唱歌に登場するのです。この碑の左側に並んで蒸気機関車C58の動輪があります。C58というのは貨客列車兼用の蒸気機関車で,この動輪は北海道を走っていた425号機の第2動輪とのこと。

鉄道唱歌碑.JPG


機関車動輪.JPG


 今度は駅の北へ移動,銀座口の前の大通りは外堀通りです。この通りに沿って東へ移動。日本橋や銀座へ続く中央通りを横切ると,右手に高くそびえ立つ汐留シティーセンターのビルの前。このビルの前に背の低い,お洒落な建物がありますが,これが「旧新橋停車場」なのです。東日本鉄道文化財団が1872年に開業した旧新橋停車場の駅舎を,当時と同じ場所に,開業当時の外観で再現ししたものです。駅舎内には鉄道歴史展示室もあります。駅舎の裏側に回るとプラットホーム,レールが再現されています。近所で昔から商いをしている年配の方は「たいしたものじゃないよ」と評価。近くのビルの従業員なのか,昼休みの喫煙所としてはいいのでしょうね。たくさんの人がのんびり煙草をふかしていました。

旧新橋駅.JPG


 今度は隣の松下電工東京本社前の交差点を渡り,銀座8丁目側へ移動,新橋駅方面へ少し戻ります。ここには踏切の遮断機があります。かつては銀座で一番古い踏切がここにあったのですね。こんなものまで保存されているとは,さすが新橋,といった感じです。さらに進んで,再び中央通りを横切ると,ここにかつては「新橋」があった印,新橋の親柱がありました。

浜離宮前踏切.JPG


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